写真撮影の楽しみの一つは撮影後のRAW現像
現像、してますか?
写真撮影の醍醐味は、撮るだけじゃなく、撮った後に現像ソフトで自分好みに編集できるという点にあると思っています。人によっては撮影よりも現像に拘って時間を割いてしまう方も多いのではないでしょうか。
私は普段、現像にはadobeのLightroomを使用しています。月額課金制のため、毎月費用がかかってしまうのですが、編集機能だけでなく、写真管理の機能が優秀すぎるので、なかなか他の編集ソフトに移行することが出来ません(Luminar AIも併用して使い始めましたが)。
Lightroomを使ったRAW現像では、PENTAX純正のカスタムイメージを(完全には)使えない
とは言え、Lightroomに全く不満がないかと言うとそういうわけではなく、特に不満に思っているのが、LightroomではPENTAXのカスタムイメージを制限なく使用出来ないという点です。そのため、Lightroomで編集する際は、PENTAX固有のカスタムイメージである「ほのか」や「銀残し」を使うことが出来ません(「雅」など、使えるものもあります)。
これはLightroom側の問題というよりは、PENTAX(RICHO)側が、adobeにカスタムイメージの情報を提供していないのが原因だと思っているのですが、果たしてどうなのか。富士フィルム機とかであれば、フィルムシミュレーションの機能はLightroomでも使えますので、やっぱりPENTAXが悪い(決めつけ)。
まぁ、別にPENTAXのカスタムイメージを必ずしも使うわけではないため、実際そこまで不便ではないのですが、やはりペンタキシアンとしては、なるべくはカスタムイメージを使用したいと思うもの。
RICHO純正のRAW現像を使えば問題は解決、のはずが。。。
解決策の一つとして、RICHO純正の現像ソフトであるDigital Camera Utility 5(DCU5)を使うという手があります。DCU5を使用することで、RAWファイルに好きなカスタムイメージを適用することができるようになります。
せっかく無料でついてくるソフトがあるのだから、使わない手はないだろうということで、MACにインストールしてみることにしました。特に問題なく使えると思っていたのですが。。。
説明する前に、見ていただいた方が早いと思います。こちらの画像をご覧ください。
もともと開こうと思っていたデータはこちらです。それが…。
はい、RAWファイルを選んでディスプレイに表示してみたところ、何だか崩れてしまいます。なぜに?パソコンを再起動してみたり、ソフトをアンインストールしてインストールし直してみても問題は解決しません。
なんじゃこら、せっかく純正ソフトを使ってみようと思っていた矢先、使い心地を検証する以前の問題が発生してしまいました。
心当たりがあるとすれば、DCU5を使う前にMAC OSを11(Big Sur)にアップデートしており、それが悪さをしているんじゃないかと思いましたが、Webで検索しても有効な解決法も見つからなかったため、RICHOへ製品の問い合わせをしてみることにしました。
悲報!現状のDCU5はMAC OS 11(Big Sur)では使えない!!
翌日には返事がきました。なかなか親切な対応ですね。で、返ってきた内容は以下のようなものでした。
問い合わせいただいた件、K-1 Mark II Silver Edition付属
のCD-ROM収録ソフトDigital Camera Utility 5がMacOSが
Big Sur(11.0.1)のパソコンで正常に表示されないとのこと、
ご不便をおかけし大変申し訳ございません。ご指摘ただいた、MacOS (Big Sur)では正常に動作しないことが
確認できており、症状は調査中ならびに対応検討中でございます。対応の準備ができ次第弊社ホームページにてご案内いたしますので、
恐れ入りますが正式対応が決まるまで今しばらくお待ちいただきま
すようお願いいたします。
はい、予想通りOSバージョンの問題でした。PCソフトあるあるですね。なぜこうもMACのOSアップデートはソフトウェアに影響を与える可能性が高いのか。Windowsだとここまで頻繁には起きないと思うのですが。。。
とても残念ですが、ここは素直にRICHOの対応を待つしかありません。と言うか、Webに掲載しても良いと思うのですが。DCU5を使っているユーザーほとんどいないのでは
まぁ、完全放置というわけでなく、時期は未定にしろ対応予定であるという返事をいただけたのはありがたいです。カスタマーサポートへ問い合わせしたのはこれが初めてでしたが、非常に丁寧な対応をしていただけた印象です。RICHOはPENTAXファンを大切にしてくれていますね。それば分かっただけでも、問い合わせてみて良かったと思っています。
DCU5の使い心地をレポート出来なかったのは残念ですが、現状の問題が解決し次第、改めてDCU5に関する記事を書きたいと思います。
それまでは大人しくLightroomとLuminar AIを使うことにしましょう。