小型・軽量の万能レンズ。「FE 35mm F1.8(SEL35F18F)」のレビューと作例

10万円以下で手に入るソニーの純正Eマウントレンズです。

α1を購入するにあたり、Eマウント初めの一本を何にするかは結構悩みました。例えば『FE 50mm F1.8』など、値段だけを考えれば、安くて写りの良いレンズというのはたくさんあります。

ただ、α1で使うことを考慮するなら、5000万画素の解像度に耐えうる光学性能を持ったレンズであるというのも外せないポイントです。

せっかく高解像度のカメラを使っていても、レンズの方がその解像力についていけないのは宝の持ち腐れですからね。

一方で、『FE 24-105mm F4 G OSS』など、ソニーの不動の人気レンズであれば解像性能は問題ありませんが、レンズ本体がそこそこのお値段になってきます。

良いレンズは高いもの。当然ではあるのですが、初めの一本は出来ればもう少し安めの単焦点レンズが良いなぁ、、、と色々探した結果、『FE 35mm F1.8』に辿り着いたわけです。

このレンズ、GMはおろかGレンズですらない、無印のレンズです。しかもF値1.8と、単焦点レンズとしてそこまで明るいレンズというわけでもありません。

ただこのレンズ、軽量コンパクトでそこそこ明るく、解像力も申し分ないという、使うシーンを選ばない万能性で、個人的には非常にコスパが高い神レンズだと考えています。

本日は、そんなソニーの隠れ(?)名レンズについて、作例を交えつつレビューをしていきたいと思います。

目次

ソニー『FE 35mm F1.8』とは

『FE 35mm F1.8』は2019年にソニーから発売された単焦点広角レンズです。質量280gというフルサイズ向けレンズとしてはかなり軽量コンパクトな作りと、F1.8という大口径な光学設計が特徴です。

小さいながらレンズは非球面レンズ1枚を含む9群11枚と立派な作りで、防塵・防滴にも配慮された設計、静粛作動のリニアモーター搭載で動画撮影用途としても問題なく使用可能、にも関わらず質量はたったの280gと、弱点らしい弱点がありません。

また、最短撮影距離は0.22mmからとかなり寄れるレンズのため、テーブルフォトなどクローズアップ撮影にも使いやすいです。

このレンズが発売されるまで、ソニーの35mmレンズは『Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA』と『Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA』しかラインナップされていませんでした。カールツァイス仕様ではない、純正なソニー銘のレンズとしては『FE 35mm F1.8』が初めてのレンズです。

希望小売価格は95,700円と、F1.8のレンズとしては少々お高いですが、光学性能は非常に高いレンズですので、全体としてのレンズのコストパフォーマンスは決して悪くないと言えます。2021年現在だと、新品で7万円前後で入手できるようになっているため、ますますお買い得なレンズになっています。

初めの一本に『FE 35mm F1.8(SEL35F18F)』を選んだ理由

  • 35mmという普段使いしやすい焦点距離
  • 軽量コンパクトさとF1.8の明るさの両立
  • α1でも通用する解像力
  • 新品でも7万円前後で入手可能

上でも書きましたが、使用するカメラがα1のため、解像力についてはあまり妥協せず選択したいと思っていました。『FE 35mm F1.8』は6100万画素の『α7R IV』でも通用する解像力を持っているという情報をネット上で見つけたため(どこまで信じて良いかは微妙ですが)、これを参考にしてみることに。

個人的に焦点距離は50mmが好きなのですが、最近家の中にいることが増えたため、子ども写真を室内で撮る時などは、もう少し焦点距離が広い方が使いやすいなぁと感じるようになっており、初めて50mm以外のレンズを初めの一本として選択しました。

また、このレンズ、F1.8の大口径レンズにも関わらず、質量はたったの280gしかなく、散歩などにも気軽に持っていけるほど軽いです。PENTAXでは最高スペックのスターレンズ『HD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AW』を使っていますが、このレンズの質量は955gなので、ガチ撮り以外では使いにくいのが正直なところです。

『FE 35mm F1.8(SEL35F18F)』の作例

まだ使い始めて数日仕方っておらず、あまり作例としてご紹介できる写真は撮れていないのですが、α1との組み合わせでどういった写真が撮れるのか、最低限の情報として参考にしていただければと思います。

人物

スナップ

まとめ

本日はソニーの大口径単焦点レンズ『FE 35mm F1.8』のレビューについて、作例を踏まえてご紹介してきました。

使った印象としては、α1で使っても解像力が負けている印象は全く受けず、問題なく使用可能だと思いました。α1やα7R IVなどの画素数が大きいカメラの初めの一本としても最適なレンズですね。

35mmのレンズはこれまであまり使ったことはなかったのですが、スナップ撮影用としてかなり使いやすいレンズだなと思いました。室内撮りでもF1.8あればISO感度をあまりあげずに済みますし、これからも普段使いレンズとして活躍してくれそうです。

今後、当ブログではvlogなどの動画方面にも力を入れていこうと思っているのですが、『FE 35mm F1.8』は動画撮影用のレンズとしても問題なく使用可能ですので、そっち方面でも割と期待していたりします。

動画撮影に使ってみたら再度レビューしたいと思います。

ということで本日は以上です!


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