どうも、ネブラ星雲(@nebra_nebula)です。
ニコンから面白そうなカメラが発表されましたね。
フィルムライクな見た目の『Nikon Z fc』というミラーレスカメラです。
このカメラ、思った以上に話題になっており、改めてフィルムライクなカメラの人気を感じました。
私自身、かつてはフィルムカメラをメイン機材として撮影を楽しんでいた時期があるため、何だか少し感慨深い気持ちになりました。
当時、使っていたのはキャノンの『EOS-1V』と言うフィルムカメラでした。フィルムカメラとしては破格の性能をもったフラッグシップモデルで、デジタルカメラと同じように何でも撮影できる万能カメラでした。
まぁ、あれこれ悩みつつ、結局手放してしまったわけですが。
ただ、実はまだ手元にフィルムカメラ自体は所有していたりします。
それはニコンの『Nikomat EL』というフィルムカメラです。
このNikomat EL、実は私の父が使っていたカメラで、押し入れに眠ったままとなっていたものを5年ほど前に譲ってもらいました。結局、私もほとんど使っていないまま、カメラの防湿庫に保存したままにしていたわけですが。
ところが最近、色々なカメラで写真を撮るのが楽しくなってきてしまい、またフィルムも始めたいなぁと考えるようになりました。まぁ、EOS-1Vのようなガチのカメラを使う気にはならないのですが、Nikomat ELのような、マニュアルのフィルムカメラであれば、ゆったりと趣味の撮影を楽しむ分には最適だと思っています。
1972年販売、ニコン Nikomat EL
そもそも、Nikomat ELとはどのようなカメラなのか。
ざっくり言うと、ニコンのフィルムカメラはフラッグシップモデルの『ニコン Fシリーズ』と、中級機の『Nikomatシリーズ』に別れていました。昔はカメラの名称に『ニコン』を付けられるのはフラッグシップモデルだけだったんですね。
Nikomat ELはカメラとしては中級機なのですが、発売された1972年という時代は、カメラ自体が高級品です。中級機といえど、ボディは金属製でかなりしっかりとした作りをしています。
ボディは結構重いのですが、カメラ本体の厚みはそこまででもありません。気軽に首から下げてスナップを楽しむ、という使い方にはあまり向いていないかもしれませんね。
一緒についていたレンズは『NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4』という標準レンズでした。個人的に画角として一番好きなのは50mmなので、使いやすいレンズかなと思っています。
富士フィルム 業務用フィルム ISO100 24枚
フィルムも少し残っていました。久しぶりに使うとしたら、まずは『業務用100』ですかね。既に終売されてしまいましたが、かつてはコスパに優れた良フィルムとして、フィルムカメラファンに重宝されていました。
24枚しか撮れない、デジタルカメラ全盛の現代では考えられない不便さですが、その不便さが逆に良いのです。気にいる写真が撮れるまで何枚でも撮る、という使い方はできませんが、撮る前に理想の構図や露出設定を考え、ファンダーを覗いて写真を撮る、こういう楽しみ方はフィルムカメラでしか味わえません。
今後はフィルムカメラでも写真撮るよ
と言うわけで、今回は久しぶりにフィルムカメラを取り出してみたよ、という内容でした。
Nikomat ELで撮影した写真もブログに載せたいのですが、まだ現像待ちです。この辺がフィルムカメラの不便な面であり、楽しい面でもあります。
今回はカラーフィルムを使いましたが、今後はフィルムカメラは白黒写真をメインに撮っていこうかなぁと考えています。それならデジタルカメラとの差別化もできそうですしね。あと、リバーサルフィルムもこれまで一回も使ったことがないので、今度試してみたいなぁと。
徐々にフィルムラインナップが減っている昨今、いつまで楽しめるか分かりませんからね。
今のうち、と言う感じでしょうか。