若者の間でフィルムカメラが流行ってるという話【カメラ】【雑談】

近年、若年の層の間でフィルムカメラ人気が復活の兆しを見せていますが、その人気に関する考察が現在ビジネスに掲載されています。

・あえて「不便なフィルムカメラ」を使う若者が増えてきている背景事情

「SNSを自在に使いこなすデジタルネイティブたちの間で、フィルムカメラが流行っている」――そんな話題がメディアで報じられるようになってから、すでに6、7年ほどが経つ。

今や観光地や繁華街では古いフィルムカメラや「写ルンです」あるいは「チェキ」などのインスタントカメラを片手に歩く若者をよく見かけるようになった。また筆者が担当している写真専門学校で聞くと、半数以上の学生がフィルムカメラを所有していた。最近では、そんな若い愛好者のなかから中古カメラ店を開く人も相次いで現れてきた。

現代ビジネス

確かに「フィルムカメラが若者の間で流行っている」という話は耳にしますが、これはいまに始まったことではなく、数年前から度々言われていたことのような気がします。実際、捨て値同然だったフィルムカメラやレンズの中古価格も上昇傾向にあるといいますし、コダックがカラーフィバーサルフィルムの「EKTACHROME」を復活させたりと、フィルムカメラの需要は徐々に回復しているようにも感じます。

現在、唯一新品のフィルムカメラとして販売されているライカの「M-A」や「MP」についても、需要に対して生産が追いつかず、新品で注文すると入荷まで3ヶ月ほど待つ必要がある状態が続いているといいます。これらのことから、実際にフィルムカメラの人気は回復傾向にあるのは間違いなさそうです。

しかし、一方で富士フィルムが「フジカラー 100 」や「フジカラー SUPERIA PREMIUM 400」の販売を終了したり、コダックも販売中のフィルム価格を上げたりと、フィルム愛好家にとって耳を塞ぎたくなるニュースも定期的に聞こえてくる状況が続いています。

これらのことから、フィルムカメラブームは起こりつつ、現在のフィルムメーカーの利益を支えるほどの需要には至っていない、ということなのだと思います。よって、今後もフィルムメーカーの選択と集中は続き、販売されるフィルムの数はさらに減っていくことが予想されます。しかし一方で、フィルムがここ数年のうちに完全に生産を終了してしまうような事態になるとも思えません。

そもそも、なぜデジタル全盛の時代と言われてからさらに十数年経った現在でも、フィルムカメラの需要は完全にはなくならないのか。それは、どれだけデジタル技術が進歩しても、フィルムにはデジタルにない魅力が数多くあるからだと思います。

カメラだけなく、写真フィルムの価格も上がり続けている。36枚撮りのカラーネガフィルで比較すれば、10年前の店頭価格は1本あたり700円前後だったが、いまや2000円と3倍近くし、加えてフィルム現像と写真のデータ化に千数百円は掛かる。しかし、このコスパの悪さにもかかわらず人気は衰えず、若いユーザーたちはフィルム写真には「デジタルにない魅力がある」と口を揃える。

現代ビジネス

正直、フィルムカメラは写真趣味の中でもコストパフォーマンスが悪いです。フィルム一本あたりに撮れる枚数は決まっており、間違った写真を撮り直すこともできません。フィルムは買う時にも現像に出す時にもお金がかかり、さらにその金額は年々上がってきています。いくらフィルム人気が復活しようが、この流れが今後変わることはないように思います。

ただ、そうしてでもフィルムカメラを使いたい、と考えている層が一定数いるのも事実であり、だからこそフィルムメーカーも企業努力を続け、2022年という現代でもフィルムカメラを楽しむことができているのだと思います。

私も、フィルムカメラをメインカメラとして使っていたこともあり、さすがに現在は使う頻度こそへりましたが、それでも定期的にフィルムでの撮影も楽しんでいますので、フィルムカメラに関する明るい話題は素直に嬉しいですね。

これからも少しでもフィルムカメラでの撮影を長く楽しめるよう、私もフィルム購入や現像という形で貢献していきたいなと思っています。


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