【保存版】マイクロフォーサーズの強みと弱みをまとめてみた

記事のざっくり概要
  • カメラのメインストリームはフルサイズ機
  • 一方でマイクロフォーサーズは新製品発売も少なく、元気ない印象
  • 一部でオワコンなんて声もある?
  • でもマイクロフォーサーズはオワコンじゃない!
  • むしろ動画全盛の昨今、マイクロフォーサーズは強みを活かしやすい

LUMIX G9 PROを購入してからマイクロフォーサーズが個人的にアツいです。

目次

マイクロフォーサーズはオワコン?

時代の主流は一眼レフからミラーレスへ変わり、トレンドとしてもセンサーサイズの大きいフルサイズセンサー搭載のカメラが各社から相次いで発売されています。

一方で、最近元気があまりないのがマイクロフォーサーズ機です。

もともと、ミラーレスカメラの元祖とも言える存在ですが、ニコンやキャノン、ソニーといった大手のカメラメーカーが発売するカメラがフルサイズ機だったこともあり、マイクロフォーサーズ機の注目が薄れてしまった印象です。

もともとマイクロフォーサーズ機を作っていたPanasonicまでもがフルサイズ機への参入したこともその流れに拍車をかけています(パナはマイクロフォーサーズ機も継続すると表明していますが)

一部では マイクロフォーサーズはオワコン化している、なんて声も聞こえるまでになってしまいましたが、本当にそうなのでしょうか。

マイクロフォーサーズの強み

確かに、マイクロフォーサーズはフルサイズと比べてセンサーサイズが小さく、レンズ交換式カメラ固有である、背景をボカした写真を取るのは(フルサイズよりは)苦手 です。

言い換えると、マイクロフォーサーズは被写界深度が深い写真を撮りやすいと言うことでもあります。

センサーサイズ
フルサイズ約36.0mm×24.0mm
マイクロフォーサーズ約17.3mm×13.0mm

フルサイズの方がセンサーサイズが大きいのは事実ですが、フルサイズはマイクロフォーサーズの上位互換ではありません。

マイクロフォーサーズにはマイクロフォーサーズの利点がたくさんあるのです。まずは、マイクロフォーサーズの利点について整理してみたいと思います。

システム全体の軽量コンパクトさ

LUMIX 公式サイトより引用

ミラーレスカメラはレフ機と比べてミラーがない分、カメラボディを軽量コンパクトに設計しやすいです。そのため、ボディサイズはレフ機より小さいものが多い です。

しかし、レンズについては事情が異なります。レンズの質量は

センサーが大きくなればなるほど重くなります。特に、望遠レンズではこの差が顕著 です。

レンズ名重量
LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S.1245g
FE 400mm F2.8 GM OSS2895g

上記はマイクロフォーサーズ機用(LUMIX)とフルサイズ機用(ソニー)の400m F2.8のレンズで比べてみました。

重量の差は2倍以上と、大きな差があります。

野鳥撮影やスポーツ撮影など、超望遠レンズをよく使う撮影シーンの場合、マイクロフォーサーズの恩恵は大きいですね。

フルサイズと比較した場合の絞り2段分の優位性

なんとなくのイメージで、マイクロフォーサーズはフルサイズよりも画質が劣る、と言うイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

一般的に、マイクロフォーサーズの被写界深度はフルサイズを2段絞った状態に匹敵するとされています。

よって、同じ被写界深度で撮ろうと考えた場合、マイクロフォーサーズはレンズの絞りをフルサイズよりも2段開けることができるため、ISO感度も2段分落とすことが可能です。

つまり、

マイクロフォーサーズの25mm F1.4 ISO200フルサイズの50mm F2.8 ISO800

がイコールの関係になるということです。

単純に考えると、フルサイズがマイクロフォーサーズよりも画質で上回るためには、マイクロフォーサーズ機よりも2段分以上高感度性能が上回っている 必要があります。

もちろん、最近はフルサイズセンサーの進化が凄まじいので、必ずしもこの関係が成り立つわけではありません。マイクロフォーサーズが画質の面で 必ずしもフルサイズに劣る と言うわけではないのです。

ちなみに、これはあくまで 被写界深度を揃えた場合 の話です。

逆に絞りを揃えて考える場合、フルサイズはマイクロフォーサーズよりも2段分画質の面で有利 である、と言う考え方ができます。

望遠側が有利。かといって広角が苦手なわけでもないバランス性能

センサーサイズが小さいことにより、マイクロフォーサーズ機ではレンズの焦点距離が35mm換算で2倍 になるため、望遠側の撮影が有利です。50-200mmレンズでフルサイズの100-400mm相当の画角が得られるわけですからね。

望遠側が有利なら広角側は不利なのかというと、特段そう言うわけでもありません。マイクロフォーサーズでも8-16mm F2.8(35mm換算 16mm-32mm)といった、フルサイズと同等の超広角での撮影が可能なレンズもあります。

もちろん弱点もあります。マイクロフォーサーズの弱み

これだけマイクロフォーサーズの利点を述べると、もはや弱点がないのでは、という印象になるかもしれませんが、もちろん弱点もたくさんあります。

背景がボケない

マイクロフォーサーズとフルサイズのボケ量は2段分の差が存在します。

つまり、

マイクロフォーサーズのF1.4のレンズのボケ量はフルサイズのF2.8のボケ量と同等である

ということです。

フルサイズでF2.8相当ボケるのであれば、十分背景ボケの写真を撮ることはできますが、フルサイズ特有のとろけるような大きなボケをマイクロフォーサーズで実現することは難しいのが実情です。

なかには、F0.95などのかなり明るいレンズも存在しますが、そこまで頑張ってもフルサイズのF1.9相当のボケ量です。フルサイズのF1.4やF1.2に匹敵するボケを マイクロフォーサーズで実現することはできない のです。

そしてそこまで頑張ったとしても、画質の面ではフルサイズの方が2段分有利、ということになってしまいます。

ボケを重視するなら、素直にフルサイズ機を使った方が幸せになれるでしょう。

画素数は2000万画素前後で頭打ち?

近年、フルサイズ機を中心に、カメラの画素数はますます高画素になっています。

数年前までフルサイズのセンサーの画素数は

2000万画素〜3000万画素程度が中心で、高画素機で4000万画素

というのが大半だったように思います。

ところが、今では技術の進歩により、フルサイズ機でも5000万画素、6000万画素といった高画素機が次々誕生しており、次世代機では 1億画素の大台 に乗るのでは、という噂も出ています。

ちょっと前まで中判センサーで5000万画素だったことを考えると、技術の進歩はすごいですね。。

一方のマイクロフォーサーズ機、画素数はここ数年2000万画素前後から大きな変化はありません。

画素数を多くすると、1画素あたりで取り込める光の量が減りますので、センサーサイズの小さなマイクロフォーサーズでは画素数を高くしにくいという事情があります。

画素数の高さと写真の画質は必ずしも一致しませんが、解像度の高さを求める場合、マイクロフォーサーズよりフルサイズの方が向いていると言えます。

まとめ

マイクロフォーサーズの利点
・システム全体のコンパクトさ
・絞り2段分の優位性
・望遠に強い。かといって広角側が弱いわけでもない

マイクロフォーサーズの欠点
・フルサイズと比べると劣るボケ量
・画素数を高くしにくい

マイクロフォーサーズの魅力について色々とまとめてみました。

万能というわけではありませんが、フルサイズと比べて大きく劣っているわけでもありません。

あれこれ良いましたが、結局はマイクロフォーサーズにもフルサイズにもメリットとデメリットが存在します。それぞれの強み・弱みを把握した上で、適切な使い方をするというのが大切なのではないかと思います。


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