新年早々、リコーイメージングの福袋でPENTAX Q-S1を入手しました。
来るPENTAX K-3 IIIが出るまでは、新しいカメラを増やすつもりはなかったのですが、何気にRICOHのWebサイトを覗いてみると、福袋情報が出ていまして、ダラダラと見ていたのですが…。
まさかのQ-S1が福袋になっていました。在庫が捌けないんですかね
しかも、レンズが二本ついて、キーホルダーやらマグカップやらポスターまでついてくる。これは買わない手はありません。購入出来るのは1月1日の0時から、20台限定とのことです。台数は少ないですが、2021年になってわざわざ新品のQ-S1を買いたがる物好きはそれほどいないはず。
とは言え、買えないと悔しいし…というわけで、1月1日0時にスタンバイして、無事購入することが出来ました。わーい。
せっかく入手出来ましたので、記念に開封の儀でもしておこうかと思います。
PENTAX Q-S1 開封の儀
外箱はいつものシルバー調のやつです。本体が小さいので、箱自体も非常にコンパクトです。
箱に印刷されているボディの色はブラックですが、購入したカメラ本体の色は「ガンメタル」です。予算削減のために箱のボディ色は全種類作っていないんですね。
こちらには、ズームレンズの02 STANDARD ZOOMが同梱されています。
通常、Qマウントレンズの色はシルバーなのですが、ズームキットに同梱されている場合のみ、レンズの色がカメラボディに合わせたものになっています。
そのため、このキットに同梱されているのはブラックの02 STANDARD ZOOMとなります。何気にレアなレンズです。
既に手放してしまいましたが、かつて初代PENTAX Qを所持していた時も、この「02 STANDARD ZOOM」と一緒に使用していました。
ちなみに、色こそ異なりますが、かつて使っていたものと全く同じレンズを「買い戻す」というのは、初めての経験だったりします。
こちらは01 STANDARD PRIMEです。初代PENTAX Qを所持していた時にも、結局購入はしませんでしたので、手にするのは初めてです。
単焦点レンズですので、一応F値は1.9あり、それなりに明るいレンズではあるのですが、センサーサイズが1/1.7しかないので、大きくボケた写真は期待出来ないでしょう。
PENTAX Q-S1の外観・Qマウントレンズ
カメラ本体の色はこんな感じです。
基本的に、カメラの色は、王道であるブラックかシルバーが良いと思っているのですが、Q-S1ぐらいコンパクトでおもちゃのような大きさの場合、赤のような派手目の色も似合いますね。
メタリック部分も明るさが抑えられていて、案外高級感を感じます。
ボタン類も、このボディサイズによくこれだけ詰め込んだなという感じで、基本的な操作は問題なく行えそうです。PENTAXではおなじみ、グリーンボタンもしっかりと搭載されていますね。
ブラックの「02 STANDARD ZOOM」です。30mm換算で23-69mmとなる標準域をカバーするズームレンズです。先ほども書きましたが、ブラックの「02 STANDARD ZOOM」は単品では入手不可能ですので、何気にレアなレンズかもしれません。
せっかく入手したレンズですが、標準域はK-1 IIとHD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWのコンビがいるので、活躍の場があるかどうか微妙なところです。
カメラに取り付けるとこんな感じです。うん、カッコいいですね。写真だと分かりにくいですが、大きさ自体は本当にコンパクトで、正直おもちゃにしか見えません。
これでしっかり写真が撮影出来るなんて、科学の力ってスゲー。
せっかくなので「01 STANDARD PRIME」も取り付けてみました。シルバーレンズだと色が合わないかなぁなんて思っていたのですが、これが意外とマッチしていていい感じです。
01は単焦点レンズなので、さらに小さいですね。ポケットにも余裕で入りそうです。
ちなみに、GR IIIとの大きさ比べはこんな感じです。ボディの高さはさすがにQ-S1の方が小さいですが、厚みなんかはGR IIIも負けていません。これでAPS-Cセンサーを搭載しているんですから、さすがGR III。
PENTAX Q-S1で撮った作例・写真
せっかく手に入れたQ-S1です。写りがどんな感じか試したくてウズウズしてしまったので、仕事そっちのけにしてさっそく近所の公園にて試写してみました。
まだ十枚程度しか撮影していませんが、使ってみた感じとしては、意外と良く写る印象でした。
特に、「01 STANDARD PRIME」を使えば、撮り方次第ではある程度背景をボカした写真なんかも撮影出来るみたいですね。最も、このカメラはそういった撮り方をメインに楽しむものではないと思っていますが。
背面液晶なんかは流石に古臭さを感じるスペックですが、その辺をスナップ的に撮る分には全く問題ありません。
何よりの強みは、やはりボディ、レンズともに非常に小さくコンパクトだと言うことでしょう。
K-1 IIとレンズであれば、どのレンズを持って行くか、事前によく検討する必要がありますが、Qマウントのレンズであれば、迷ったら全部持って行くという運用も十分可能です。
逆に少し使いにくいと思った点は、シャッター速度が1/2000までしか対応していないところですかね。今回はついつい絞りを開放で撮ってしまったというのはあるのですが、せめて1/4000まで対応してくれれば、屋外であってもレンズ開放で撮れるケースというのは増えてくると感じました。
まとめ
本日はQ-S1開封の儀と、試写した写真についてご紹介しました。
冷やかし半分で買ったカメラでしたが、予想以上にサブ機としての運用が現実的だと感じました。今後も意外と活躍する機会は多いかもしれません。大満足な買い物でした。
とは言え、現在持っているレンズだとK-1 IIの役割と非常に被ってしまいますし、サイズを除けばどうしても下位互換という感じが出てしまうのは否めません。
そこで、運用方法としては03 FISH-EYEや06 TELEPHOTO ZOOMなどを入手して、K-1 IIでカバー仕切れない(するのが大変)部分をフォローする使い方が、最もQ-S1を活かせるのではと感じています。Qマウントレンズであれば、ついでにカバンの片隅に突っ込んでおいても全く問題ありませんからね。
カメラ趣味を始めたのは今から9年前、初めて購入したのは初代PENTAX Qでした。そのシリーズの最終モデルを令和の今となって入手することになるなんて、なんだか感慨深いです。
初代Qは手放してしまいましたが、今、Q-S1と出会ったのも何かの縁です。初心を思い出せということですかね。
今度は手放すことなく、末長く付き合っていきたいと思っています。
ではまた!