久しぶりにフィルムカメラを使ってみたくなり、「PENTAX MZ-S」という一眼レフカメラを購入してみました。
PENTAXでフィルムカメラといえば、「PENTAX LX」などレトロなカメラが人気ですが、MZ-Sはそれよりずっと後に発売されたカメラですので、コンディションが良いカメラが多く、かつ人気があまりないカメラなので値段も安い、しかもAFが使えると良いこと尽くめです。
今回は近所の中古カメラ店で2万円ちょいで売っていたのを半ば衝動買いしてしまいました。
外観
古いカメラですのであまり外観のコンディションにこだわるつもりはなかったのですが、思った以上に綺麗で驚きました。
傷などもほとんどなく、未使用品と言われても信じてしまうほど状態が良いです。
このカメラは写真に日付を印字する「データバック」の機能が搭載されていますが、こちらも問題なく使用可能でした(電池は切れてたので取り替えましたが)
勝手な想像なのですが、あまり使用されてこなかった品なのかもしれません。
そうなると俄然使ってやりたくなる気持ちが出てきます。今年の夏はこのカメラ縛りで写真を撮りまくろうかなと。
使用フィルム
今回一緒に使用したフィルムは「Kodak GOLD 200」というリバーサルフィルムです。数年前にキャノンのEOS-1Vを使っていた時に購入したフィルムの残りです。
ぶっちゃけ使用期限が切れてしまっているのですが、まぁ試し撮りとしてなら使えなくはないはず。
使用レンズ
せっかくAFが使えるフィルムカメラなので、AFに対応したレンズが使いたいですよね。
かつ、サイズ感がコンパクトでMZ-Sとマッチするレンズとなれば、やはりLimitedシリーズが外せません。
今回は「HD PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited」レンズを使ってみることに。軽くスナップ感覚で撮るならやはり標準付近の画角が使いやすいです。F1.9と明るいレンズなので、ISO値を気軽に変更できないフィルムカメラでも大体のシーンで撮影できるはず。
43mm F1.9には1世代までの「smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited」もありますが、より新しいHD版とフィルムの組み合わせでどんな写真が撮れるのか気になるところです。
ちなみに、HD版であってもMZ-SでAFなどは問題なく動作します。光学性能など変わりない、ほぼ同じレンズなので当たり前かもしれませんが。
それでも2021年に発売されたレンズが2001年に発売されたカメラで使用できるというのは、なんだか感慨深いです。これはKマウントをずっと採用し続けてきているPENTAXならではの楽しみ方と言えるかもしれません。
作例
まとめ
フィルムカメラを使ったのは久々でしたが、やっぱり楽しいですね。
最近、フィルムの値段はますます上がってきていますので、以前ほど気軽に楽しめる存在ではなくなってしまいました。
が、フィルムでデジタルカメラのように数十枚、数百枚撮影するような使用ケースは稀だと思うので、今でちょっとした撮影であれば十分楽しめるかなと思っています。
世界的にもフィルムカメラブームになっていると言いますし、それがフィルム価格値段の抑制に貢献できるほどの勢いはないにしても、フィルムがここ数年で存在ごとなくなってしまうということもないでしょう。
まだしばらくはフィルムカメラで楽しむことはできるはず。
ということで、これからはフィルムカメラについてもちょくちょ使っていこうかなと思います。