PENTAXユーザーのネブラ星雲(@nebra_nebula)です。
長らく発売日が未定で全国のペンタキシアンをモヤモヤさせてきたPENTAX K-3 Mark IIIが、2021年3月31日(水)についに正式発表されました。
発売日は4月23日(金)と、予想していたよりずっと早いです(既に何度も延期されているものに対して「早い」も変ですが)。
店頭予想価格はボディ単体が税込28万円前後、1000台限定のプレミアムキットは税込32万円前後となっています。
予約も開始されており、現在だとボディきっとが最安で25万円前後、プレミアムキットが最安で27万円前後となっています。
ペンタキシアンとしてこの歴史的なカメラを買わないわけにはいきません。もちろん即予約購入をしました。
カラーはブラックとシルバー迷ったのですが、やっぱりシルバーボディのカメラがカッコ良くて好きなので、今回もシルバーボディを選びました。
ボディ単体とプレミアムキットもどうするか迷いましたが、プレミアムキットには野鳥撮影にかかせない、バッテリーグリップD-BG8が付属されますので、プレミアムキットを選択。
シルバーのバッテリーグリップは単体発売されない(?)という噂もあり、どうせ買うなら初めから持っておいた方が便利ですしね。
PENTAX K-3 Mark IIIで期待していること
最高約12コマ/秒の高速ドライブ
PENTAX K-3 Mark IIIではAF.Sで最高約12コマ/秒、AF.Cで最高約11コマ/秒の連続撮影が可能です。APS-C 一眼レフ機としてはトップクラスの連写性能ですね。
ここまでの連写性能が必要なシーンはかなり限られてくるのですが、野鳥、スポーツ、飛行機、電車などの写真を撮っている方に撮ってはかなり刺さるスペックかなと思っています。
私も今年から野鳥撮影を本格的に始めましたので、PENTAX K-3 Mark IIIの高速連写には結構期待しています。
高精度オートフォーカス
PENTAX K-3 Mark IIIでは、測距点数が101点となっており、測距点数がK-3 IIの27点から大幅にアップしています。AFカバーエリアも拡大しており、動体性能がかなり強化されているようです。
これまでのPENTAXのカメラはお世辞にもAF性能が良いとは言えませんでした。
現在使用しているK-1 IIの場合、使っているレンズによってはAFがかなり迷う場面もあるため、この辺りの強化は非常に嬉しいポイントです。
視野率約100%・約1.05倍の光学ファインダー
PENTAX K-3 Mark IIIで一番力を入れているのはおそらく光学ファインダーではないでしょうか。
視野率100%はもちろん、撮影倍率1.05倍という広さは、ちょっと他社機でも聞いたことがない倍率です。フルサイズ機同等という広い視野角というのはどうなのか、ぜひ体験してみたい部分ではあります。
また、K-1 IIのファインダーと比べても、見えやすさがかなり改善されているという情報があります。私的にK-1 IIのファインダーを見えにくいと感じたことはありませんが、どう言った部分で進化しているのかはぜひ確認したいと思っています。
最高ISO感度160万という高感度耐性
最高ISO感度は160万と、かなりの高感度まで設定ができます。
もちろん、常用できる感度はこれよりもグッと下がるでしょうが、最高感度が高い分、常用できる感度も高めのはずです。
野鳥撮影をしていると割と薄暗い環境で撮ることが多く、使っているレンズの明るさも暗めなので、高感度耐性は高ければ高いほど良いです。
HPの作例を見てみたところ、ISO25600ぐらいなら条件次第では使えるのではと感じました。
オールドレンズが使いやすい
PENTAX K-3 Mark IIIではオールドレンズの使いやすさにも考慮してくれています。
今までは無理だった絞り値のExif記録、絞り込んだ状態での測光・撮影などに対応しています。
また、焦点距離を任意で入力でき、好きな焦点距離を設定できるようになりました。ました。既存のPENTAXカメラだとここがプリセットから選ぶ方式だったので、14mmなど、プリセットに存在しない焦点距離は入力できなかったんですよね。。。
個人的にこの機能はK-1 IIなどにもファームウェアアップデートで対応して欲しい部分です。
4K動画撮影対応
今更という気もしますが、ようやくPENTAXカメラでも4K動画の撮影に対応されました。
PENTAXのカメラが動画撮影に向いているかは微妙ですが、一応動画撮影時も手振れ補正が使えるということで、ある程度実用性はあるのかなと思っています。
今後はvlogにも力を入れていきたいので、個人的に注目している部分です。
PENTAX K-3 Mark IIIで心配していること
デュアルスロットだがUHS-II対応はスロット1のみ
2021年発売のフラッグシップモデルの割には、UHS-IIに対応しているのはスロット1のみです。
デュアルスロットかつフラッグシップカメラを名乗るのであれば、他社なら当たり前の様に両スロットともUHS-IIには対応している状況なのにです。
せっかく高速連写を売りにしているカメラなのだから、メディア周りのスペックはもう少し高くても良かったんじゃないかと思います。
連続撮影枚数の少なさ
最高約12コマ/秒の高速ドライブを売りにしている割には、連続撮影枚数はRAW撮影で最高32コマまでとかなり少ないです。
バッファ周りの弱さはPENTAX伝統の弱点と言った感じですが、今回のPENTAX K-3 IIIは動体撮影に力を入れた機種であることをアピールしているのですから、もう少し頑張って欲しかったところです。
PENTAX K-3 Mark IIIの使用用途
野鳥撮影
まずは何と言っても野鳥撮影ですね!
現状PENTAX K-1 IIで野鳥撮影をしていますが、PENTAX K-3 IIIの方が焦点距離では有利になりますし、DA* 300mmやDA 560mmなども本来の画角で使用できると言う点がメリットです。
一方で、画素数的にはK-1 IIの方が高いので、解像度と言う点ではK-1 IIの方が有利かもしれません。なので、ケースバイケースで使い分けるのが一番良いかなと思っています。
子ども写真
PENTAX K-3 IIIは動体撮影やAF性能の面でかなり強化されているので、家族、特に動き回る子どもの撮影でもかなり活躍してくれるのではと思っています。
子どもは本当によく動き回るので、K-1 IIだとピント合わない写真がかなり量産されてしまったんですよね。。。
この辺が少しでも改善してくれると嬉しいなぁと思っています。
まとめ
と言うわけで、PENTAX K-3 Mark IIIを予約しましたというお話でした。
実際に手元に届くまで約1ヶ月ありますので、本当に待ち遠しいです。
届き次第ファーストインプレッションや使い勝手についてレビューしていこうと思います。
ではまた!