PENTAX K-1 Mark Iで使う超広角レンズとして、SamyangのSAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalを入手しました。
本日はSAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalの開封の儀と使い勝手についてご紹介したいと思います。
SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalを購入した理由
現在のところ、PENTAX K-1 IIで撮影した写真は全てHD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWを使って撮影しています。
単焦点50mmのレンズは画角が絶妙で、スナップ、人物、風景と、場所を選ばず使うことができます。このレンズだけでもかなりの撮影範囲をカバーしてくれる存在です。
せっかくの一眼レフなのですがから、別のレンズを使ってみたいと思うのも事実。次に購入する候補は、同じくスターレンズのHD PENTAX-D FA* 85mmF1.4ED SDM AWかHD PENTAX-D FA* 70-200mmF2.8ED DC AWです。
D FA*レンズはPENTAX K-1 IIで使うために生まれたレンズといっても過言ではありません。どうせなら、優先して入手したいレンズではあります。
ただ、どちらも市場価格は23万円前後、気軽に買えるものではありません。近いうちにどちらかのレンズは購入するつもりではあるのですが、どちらのレンズも望遠域のレンズです。
広角レンズで何か面白そうなレンズはないかとネットサーフィンしていると、SAMYANGの超広角レンズ、14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalを見つけました。
このレンズ、知る人ぞ知る超コスパの良いレンズです。SAMYANGのレンズで最も有名なのは、おそらくこのレンズではないかと思います。
SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalは純正より画角が広い超広角レンズ
14mmという超広角レンズにF2.8という明るさ、なのにお値段は5万円前後と非常にリーズナブルです。MFレンズですが、このレンズを使用するのは風景や星など、AFがそれほど重要ではないケースが大半なので問題ありません。
PENTAX Kマウントの超広角レンズと言えばHD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WRがありますが、14mmという画角は純正にも存在しない画角です。持っていても損はないだろうということで、購入してみました。
ちなみにこのレンズ、マウントによって値段が微妙に違うのですが、Kマウント版の値段は他のマウント比べて1万円近く安く、3万円台前半で購入可能です。需要ないんですかね。。。
SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical開封の儀

箱はそれほど大きくなく、一般的な単焦点レンズが入った箱、と言った感じでしょうか。レンズの重さも軽いので、箱を持った時もかなり軽く感じます。

レンズとのご対面です。意外としっかりした作りというか、安っぽさなどは感じません。SAMYANG 14mm F2.8 は出目金レンズのため、レンズはフード型の保護キャップが付属しています。

キャップを取り外すとこんな感じです。いかにも超広角レンズと言った感じの出目金レンズですね。存在感があってカッコいいです。
MFレンズのため全体的に大きさはコンパクトで、重量も非常に軽いです。流石にHD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWのような高級感はありませんが、かと言ってそこまで安っぽい作りでもなく、普通に良いレンズといった印象を持ちました。

せっかくなので、HD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWと大きさ比べをしてみました。
想定される使用シーンが全然異なるため、比べるものではないことは百も承知なのですが、私が持っているKマウントレンズはこの2本だけのため、やらずにはいられなかった。。。
当然ですが、D FA* 50mm F1.4の方が圧倒的大きさですね。
MFかAFかという違いだけでなく、光学性能にどれだけ拘っているかという部分も大きさにあらわれているのでしょう。もちろん、それに比例して値段も跳ね上がっているのでしょうが。

K-1 IIに取り付けてみました。うん、カッコいいですね。
HD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWがシルバーなので、K-1 IIにブラックのレンズを取り付けたのはこれが初めてですが、めちゃくちゃ似合いますね。
個人的に、シルバーカメラにブラックレンズは似合ってると思うのですが、ブラックカメラにシルバーレンズって、何だかしっくりと来ません(個人の感想です)。
やっぱりK-1 IIはシルバーエディションを買って良かったなぁと改めて思いました。

PENTAX K-1 IIに取り付けた時のレンズとのバランスも良い感じですね。
出目金レンズなので存在感はありますが、レンズ本体の重量は軽いため、フロントヘビーになるようなこともなく、取り回しに苦労もしません。

さて、このSAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical、他のマウントはさておき、Kマウントにおいては唯一無二の重要な役割を示しています。それは、Kマウントの中で純正よりも広い画角のレンズということです(当ブログ調べ)。
オールドレンズを含めれば話は違うのかもしれませんが、現行レンズとして、SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC AsphericalはKマウントで最も画角を広く写真が撮れるレンズなのです。
AFの利用など、D FA 15-30mm F2.8の方が便利な部分というのはもちろんあるのですが、SAMYANの14mm F2.8は、画角の広さという意味では今後も活躍の場がなくなることはないでしょう。
SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalで撮った作例・写真
まだほとんど撮影していないのですが、いつもの公園で試し撮りをしてみました。
Kマウントの弱点を補うポテンシャルを秘めたレンズ

と言うわけで、SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalについてご紹介しました。
使ってみたところ、MFでのピント合わせに少し慣れが必要に感じましたが、どうせ使用のメインは風景ですし、三脚とライブビューによるフォーカス合わせを駆使すれば、問題なく使用することが出来るでしょう。
まだほとんど使用ができていないため、このレンズについての評価を結論づけるのはもう少し後にしようと思いますが、現段階ではポテンシャルの塊のようなレンズという気がしています。
個人的に、Kマウントの弱点だと思っている広角域を、リーズナブルな価格で補ってくれる名レンズです。
今後も風景や星撮りなどで、積極的に使っていこうと思っています。
ではまた!