軽さと高画質さを両立しているコスパが最高峰の一本です。
SIGMAから出たF2.8通しのズームレンズ『28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary』を購入しました。
F2.8通しのズームレンズと言えば、いわゆる大三元レンズのことを言い、各社がしのぎを削って開発するフラッグシップレンズです。シグマからもArtラインから『24-70mm F2.8 DG DN | Art』が発売されていますが、今回新たにContemporaryシリーズからもF2.8のズームレンズが発売された形です。
Artレンズと比べると、広角側が28mmスタートになっているので、少しズームレンジが狭いですが、光学性能は基本的に『24-70mm F2.8 DG DN | Art』と同じという力の入れようです。さらにこのレンズ、質量がたったの470gしかなく、F2.8通しのズームレンズとしては驚異的な軽さとコンパクトさを実現しています。そんなレンズが新品で10万円せずに入手可能となれば、人気が出ないわけがありません。
注文が殺到しているためか、公式HPでも品薄が告知されたりしており、入荷までしばらくかかると思っていたのですが、なぜかすぐに入手することができました。運が良いのかな?
本日は、そんなシグマの大人気ズームレンズ『28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary』について、作例とレビューのご紹介をしていこうと思います。
発売日 | 2021年3月12日 |
焦点距離 | 28-70mm |
絞り値 | f/2.8~f/22 |
撮影距離 | - |
最大撮影倍率 | - |
画角 | 75.4~34.3 度 |
レンズ構成 | 12群16枚 |
フィルター径 | 67mm |
質量 | 470g |
希望小売価格 | 100,000円 |
SIGMAのF2.8通しの大三元標準ズームレンズ『28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary』レビュー
外箱は非常にコンパクトで一見すると単焦点レンズでも入っていそうな大きさと軽さです。とてもF2.8通しのレンズが入っているようには見えません。
レンズ本体です。さすが470gしかないレンズ、非常に軽量コンパクトですね。ちなみに、シグマのズームレンズはソニー純正のズームレンズとレンズリングの回す方向が逆なので、気になる人は気になってしまうかもしれません。私はあまり気にはならない、、、というより、ソニー純正のズームレンズを所有していないので問題なしです (^ ^;)
FE 35mm F1.8と比べるとこんな感じ。さすがに単焦点レンズと比べるとそれなりに大きいですね。
ソニー α1に28-70mm F2.8 DG DNを取り付けてみる
α1に取り付けるとこんな感じです。レンズ本体が軽量なのでフロントヘビーにはならず、取り回しは良好です。普通、F2.8のレンズはどうしても大きく重くなってしまいがちなので、気軽な散歩ぐらいではなかなか使う気にならないのですが、『28-70mm F2.8 DG DN』ぐらい小さければ、普段使いのレンズとして全然気にせず使えますね。
『28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary』の作例
夜の散歩にて。開放ですがかなりシャープな印象です。5100万画素のα1でも問題なく使用可能です。
適当に家の中にあったタンブラーをパシャリ。70mmで撮れば背景がそれなりにボケるので、適当なものを撮ってもそれっぽくなりますね。
アジサイが咲く季節。今年はちょうどα1を買ったタイミングと重なったので、あらゆるレンズで撮っているきがします 笑
自然物を撮る時は、クリエイティブルックは基本的に『VV』を使用しています。余談ですが、今、JPEG撮って出しを極めるため、あえてRAWでは撮らないで撮影しています。
アジサイその2。花の色が綺麗だったので、クリエイティブルックとホワイトバランスを少しいじって、青を強調しています。
まとめ
本日はSIGMAのF2.8通しのズームレンズ『28-70mm F2.8 DG DN』のレビューと、作例についてご紹介しました。
広角側が少し狭いとは言え、発売されたばかりの大三元レンズが10万円せずに買えるなんてとんでもない時代ですね。Eマウントの良い点は、SIGMAなどサードパーティ製の質の良いレンズが手頃な価格で入手可能なところです。もちろんα1の潜在能力を100%活かすためには純正レンズの使用がベストなのですが、予算に応じて色々なメーカーのレンズを候補にできるというのはソニー Eマウントの大きな強みです。
28-70mmという標準域のズームレンズは、とりあえずこれ一本持っておけば、日常の撮影で困ることはほぼないでしょう。レンズ本体が軽量コンパクトなため、持ち出すのに億劫になったりもしないと思いますし。
また、AF性能、静寂性ともに最新のレンズだけあり、動画撮影用途にも使えるスペックなため、個人的には動画撮影用のレンズとしても使っていこうかと思っています。
供給が落ち着くまで少し時間がかかるかもしれませんが、一本持っておけば間違いなく役に立つレンズですので、価格と性能どちらも妥協したくない方には特におすすめです。