ミラーレスも気になるお年頃、ネブラ星雲(@nebra_nebula)です。
いやあ、今年最大級の散財をしてしまった……。
少し前からミラーレスカメラを使いたい病が再熱してしまい、色々考えた挙句、ソニーのフラッグシップ機である、α1を購入してしまいました。野鳥撮影にハマってからソニーの鳥瞳AFが気になってつい……。
まぁ買ってしまったものは仕方ない(真顔)
と言うわけで、この記事ではソニーα1のファーストインプレッションについて作例を交えながらご紹介したいと思います。
コンパクトな見た目にてんこ盛りの機能。フラッグシップの貫禄が漂うα1


ソニーのミラーレスをしっかりと触るのは何気にこれが初めてです。
フルサイズと言えどミラーレス、本体サイズは約128.9×96.9×80.8mm(幅×高さ×奥行き)mmと、非常にコンパクトな作りですが、手に持ってみるとずっしりと重さを感じます。その重さはバッテリー込みで737gです。ミラーレスとしてはまぁまぁ思いのですが、私が普段メイン機として使っているPENTAX K-1 Mark IIが1020gなので、持ち比べてみるとだいぶ軽いなと感じます。
この辺りはミラーレスの恩恵が大きいですね。本体の重量が軽いと、重たいレンズを取り付けた時の重量バランスがあまり良くないため、一概に軽ければ良いというものでもないのですが、普段使いとして散歩や旅行などでも使うことを考えると、やはりカメラ本体が軽いと言うのは非常にアドバンテージがある点です。値段が普段使いではないけど
それにしてもカッコいい……。さすがフラッグシップ機だけあって貫禄が凄まじいですね。オーラが漂ってますね(錯覚)

フラッグシップモデルですが、サブモニターはありません。

プロが使うことを想定しているカメラだけあり、端子類はオールスターの如くしっかりと揃っています。

記録メディアはデュアルスロットタイプで、両方がCFexpress Type AカードとSDXC/SDHCカードの双方に対応する特殊な形状をしています。


底面にはバッテリーを入れるスペースが存在します。バッテリーはお馴染みNP-FZ100を使用します。

充電器は、急速充電に対応しているBC-QZ1が付属しています。これ、買うと8000〜9000円ぐらいするんですよね。ずいぶん太っ腹ですよね。α1だから付属しているのでしょうか?

α1の文字が大きく主張しているカメラストラップ。ストラップはピークデザインのものを愛用しているため、多分使うことはないかと思います。
α1を購入した理由
普段あれだけペンタックスペンタックス言っている生粋のペンタキシアンがなぜミラーレスカメラ、それもフラッグシップモデルを購入したのか。
ざっくりまとめると以下のような理由です。
- 高解像度なのにトップクラスの連写性能
- 動物含む強力なAF性能
- サードパーティ含むEマウントの優秀なレンズ群
まぁあれこれいっていますが、率直に言うと「欲しかったから」。それ以上でも以下でもありません。それぞれの点をもう少し詳しく記述したいと思います。
高解像度なのにトップクラスの連写性能

野鳥を撮影するようになって思うのですが、野鳥撮影にはカメラの画素数はあればあるだけ良いのではないかと考えるようになりました。
一般的に、野鳥撮影には望遠側に強いAPS-Cやマイクロフォーサーズのカメラが向いているとされていますが、鳥の羽毛まで鮮明に撮りたい場合、それらのカメラでは解像度が不足する場合が多いです。
鳥の羽毛をシャープに解像したい場合、イメージセンサーはフルサイズ、画素数は4000万画素以上であると、明らかに野鳥写真のクオリティがワンランク上になります(個人調べ)
私が現在所有しているカメラはPENTAX K-1 IIとPENTAX K-3 IIIですが、K-3 IIIはAPS-C、K-1 IIはフルサイズだけど画素数不足で、解像した野鳥写真を撮影するのには若干力不足な感が否めません。
どちらも良いカメラであることに間違いはないんですけどね。
動物含む強力なAF性能

最近のミラーレスでは当たり前になりつつある瞳AF機能。ソニーのそれは動物や野鳥でも瞳にAFが合うため、野鳥の撮影が非常に楽になるのではという点に期待しています。PENTAX K-1 IIのAF性能はお世辞にも優秀とは言いがたく、シャッタチャンスを逃したことは一度や二度ではありません。
これまで、一般的にミラーレスカメラのAF性能と一眼レフカメラのAF性能では一眼レフカメラのAF性能の方が上と言われていますが、最近は各社のフラッグシップモデルの主戦場がミラーレスに移行してきていることからも分かる通り、この前提も崩れつつあります。
特にソニーはミラーレスにいち早く参入しただけあり、AFについては多くのノウハウが蓄積しているはず。期待に違わぬ性能を持っているのか、早く試してみたいですね。
サードパーティ含むEマウントの優秀なレンズ群
PENTAXのカメラを使っていてつくづく思うのは、レンズの選択肢の幅が少ないということです。PENTAXは市場シェアが非常に小さいこともあり、シグマやタムロンといったサードパーティ製のレンズは長いこと新製品が発売されていません。おそらく、今後も発売されることはないでしょう。
その分、純正のレンズが安いというメリットはあるのですが、最近のシグマやタムロンのレンズ性能は素晴らしく、写真撮影を趣味にしている者としては一回ぐらい試してみたいと思うもの。
結果として、今一番サードパーティのレンズが発売されやすそうなソニーのEマウントカメラを買うに至ったというわけです。
まぁまだシグマのレンズもタムロンのレンズも買えていないのですが 笑
一緒に購入したもの
FE 35mm F1.8 (SEL35F18F)

レンズがないカメラなんてただの文鎮。もちろんレンズも一緒に購入しています。
初めての一本を何にするかは非常に迷いました。もちろん、α1のメイン用途は野鳥撮影なので、超望遠レンズは購入するつもりですが、それ一本だといくらなんでも使えるシーンが限定されすぎてしまいます。一本ぐらい標準単焦点レンズを持っておくかと言うことで、コスパが最も良さそうだったSEL35F18Fを初めの一本に選びました。
35mm F1.8というある意味定番のレンズですので、特に説明することはないのですが、このレンズ、F1.8のレンズとしては価格が少々お高めです。ただその分、光学性能もこのクラスのレンズとしては割と高めで、α1でも解像性能は十分通用しそうなため、このレンズに決めました。
CFexpress Type A メモリーカード 80GB

CFexpress Type Aは今のところソニーのカメラだけが採用している次世代のメモリー規格です。CFexpressにはいくつかのタイプが存在し、Type AはSDカードよりもサイズが小さく、カメラボディを小さくしたいソニーにはうってつけの規格というわけです。
α1はスロット1、スロット2ともに、CFexpress Type AカードもSDカードも挿入することができます。UHS-II対応のSDカードは持っているので、これをそのまま使っても良かったのですが、これはK-3 III用だからなぁ……と言うのと、α1のポテンシャルを最大限に引き出すならCFexpress Type Aカードが不可欠だと思い、一枚ぐらい買っておこうかなと。
CFexpress Type A / SDカードリーダー MRW-G2
メモリーカードの規格が変われば、それを読み込むカードリーダーも変わるということで、CFexpress Type Aに対応したメモリーカードも一緒に購入しました。たかがカードリーダーですが1万円以上します。まぁSDカードも読み込めるのは便利だと思いますが、思わぬ出費です。
CFexpressの主流はよりW/R速度が速いType Bが主流になりつつあるようですが、ソニーさん、しばらくはType A続けてくれますよね……?
液晶保護フィルム

カメラの保護フィルムって、使っているうちにどうでも良くなって外してしまうのですが、それでも買ってしまう罠。
最近はカメラの保護フィルムもガラス製が増えてきていますが、何となく普通のフィルムの方が好きなのでガラスじゃないものを選んでいます。
メーカーは特にこだわりはないのですが、今回のα1はせっかくのフラッグシップモデルということで、安心と信頼のハクバ製にしてみました。
ソニー α1で撮影した作例・サンプル
スナップ








花





子ども






まとめ

本日はソニーのフラッグシップミラーレスカメラ、α1を購入したのでそのファーストインプレッションをご紹介しました。
ミラーレスカメラ、買うには買ったのですが、これからもレフ機についても使い続ける予定です。なんやかんや光学ファインダー覗くのも好きですからね。
所持しているレンズの数にも差がありすぎるため、これからもメイン機がPENTAXのレフ機であることに変わりはなさそうですが、せっかく最強のαを入手した以上、Eマウントのレンズも少しずつ揃えていきたいなぁとは考えています。かなりゆっくりとした頻度になるとは思いますが。
本日は以上です!