PENTAXユーザーのネブラ星雲(@nebra_nebula)です。
野鳥撮影、面白いです(笑)
これまで、カメラで撮っているのはほぼスナップ写真や家族写真、たまにどこかに出かけた時に風景写真を撮るぐらいだったのですが、最近は野鳥写真ばかり撮っております。
野鳥撮影の良いところは、野鳥がどこでもいてくれるということですね。
近所の公園に行けば、たいていハトやムクドリ、スズメあたりであれば、それほど苦労せずに見つけることができます。
すっかりその魅力にはまってしまい、野鳥撮影用の機材が順調に増えている今日この頃です。
そもそも野鳥撮影に必要なモノってどんなものがあるのか、いまいちイメージしにくいですよね。結論としては、カメラとレンズがあれば最低限撮れるけど、他の便利機材もあるとなお良いといった感じでしょうか(当たり前?)
そこで、本日は野鳥撮影を始める時、何を揃えるべきなのかというテーマで、必要な機材についてご紹介したいと思います。
野鳥撮影に必要な機材(必須)
ぶっちゃけて言うと、野鳥撮影を始めるにあたり絶対に必要なものはカメラとレンズだけだったりします(レンズ交換式カメラの場合)。
最低限の機材さえ揃えれば始められるという敷居の低さが、野鳥撮影の良いところだと思います。
カメラ
カメラについては一眼レフ・ミラーレスなどのカメラの種類、センサーサイズ、有効画素数、AF性能、連写性能など、さまざまな要素から自分が気に入ったモノを選ぶ必要があります。
当然、フルサイズセンサー搭載で5000万画素ぐらいの高画素機、AF性能も連写性能も完璧みたいなカメラを買うのがベストなのですが、そういうカメラは非常にお高いです。
ぶっちゃけ、どのメーカーのカメラでも木に止まっている鳥ぐらいなら撮れますので、デザインで気に入ったカメラを買うのが一番幸せになれるかもしれません。
20万ぐらい全然出せるぜということであれば、今買う中ではソニーのα7 IIIが一番おすすめです。フルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼の中で、価格とスペックのバランスが一番良いです。
野鳥撮影で初めのうちに苦労するのは、動き回る鳥にピントを合わせることかと思います。野鳥は止まってと言っても止まってくれませんからね。
ソニーのミラーレスはAF性能が非常に優秀なため、動き回る野鳥でもバシバシピントが合うため、特に初心者の方にとっては頼もしい存在になるかと思います。
一眼レフでおすすめなのは、2021年4月23日発売のPENTAX K-3 Mark IIIです(断言)
…少し贔屓目が入っていますが、このカメラは2021年という、ミラーレス全盛の時代に出てきたハイスペックな一眼レフカメラです。
最高12コマ/秒の連写が可能な連写性能やAF性能など、かなり動体撮影に向いているカメラとなっています。
カメラボディもフィールドでガシガシ使うことを想定されているのか、防塵防滴構造で非常に頑丈という点も高ポイントです。山や森林で撮影中、急な雨が降ってきてもある程度安心できますね。
コストパフォーマンスで考えるなら、オリンパス(OMデジタルソリューションズ)のOM-D E-M1 MarkIIあたりが良いかなと思います。
正直、性能含めたコスパでは上位機のEM1Xの方が良いと思うのですが、価格差を考慮すると、入門機としてはE-M1 MarkIIの方が手を出しやすいでしょう。
オリンパスカメラの利点は、センサーサイズがマイクロフォーサーズというところです。
センサーサイズが小さいということは、それだけ望遠に対して強いということになりますので、遠くの野鳥を撮影するのに非常に向いています。
レンズも(望遠レンズとしては比較的)軽くてコンパクトな物が多く、強力な手ブレ補正と合わせて手持ちで1000mm超え撮影ができるのはオリンパスの特権です。
一方で、羽毛の一本一本を解像できるほどの解像力は持っていないため、フルサイズほどパキッとシャープな写真を撮るのには向いていません。が、入門の時点でそこまでこだわる必要がないため、やっぱりバランスは良いかなぁという気がします。
レンズ
レンズは最低でも焦点距離300mm以上の超望遠レンズが必要です。
野鳥撮影の世界では、300mmは広角レンズ、500mmは標準レンズ、800mmは望遠レンズと呼ばれるほど、遠くまで写せるレンズが求められている世界です。
私は普段PENTAX K-1 Mark IIを使っていますので、野鳥撮影の際はsmc PENTAX-DA* 300mm F4 ED[IF]SDMに1.4倍テレコンの組み合わせか、HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AWを使用しています。
どちらもDA(APS-C向け)レンズですが、フルサイズのイメージサークルをカバーしているため、PENTAX K-1 Mark IIでもそのまま使用可能です。
DA* 300mm F4は、1.4倍テレコンを使ったとしても、野鳥撮影用途としてはギリ使えるかなという感じですが、レンズが(望遠レンズとしては)軽量コンパクトなので、ちょっとした散歩の時なんかに重宝しています。
ガチ撮りの時に使用するDA560mm F5.6は、かなり大きく重いレンズですが、苦労して持ってきた甲斐がある写真が撮れるので、現状PENTAXカメラで野鳥を撮影する最適解はこのレンズだと思っています。
PENTAX K-3 Mark IIIで使用すれば、35mm換算で840mm F5.6になるため、PENTAX版ハチゴローレンズとして使用ができます。APS-Cセンサーでそこまでの焦点距離であれば、かなり遠くの鳥もしっかり写せるようになるので、歩留まりが非常によくなります。
野鳥撮影に必要な機材(あると便利)
テレコンバーター
レンズの焦点距離を伸ばせるテレコンバーターは可能な限り優先して手に入れた方が良いです。
大型の猛禽類でも無い限り、野鳥はかなり小さい種類もたくさんいます。そんな野鳥を少しでも大きく移したい時、焦点距離を伸ばせるテレコンはかなり頼もしい存在です。
テレコンは一般的に1.4倍テレコンと2倍テレコンが用意されていることが多いですが、2倍テレコンは画質の劣化がそれなりに大きいため、1.4倍テレコンを使うのがおすすめです(価格も1.4倍テレコンの方が安いことが多い)
カメラリュック
近所の公園で軽く野鳥撮影する、ぐらいであれば必要ありませんが、山や森林などのガチめな環境で野鳥撮影をするようになってきた場合、カメラとレンズを取り付けたまま入れられるリュックの導入を検討した方が良いでしょう。
現地についていちいちレンズを取り付けたりするのは純粋に面倒ですし、レンズ取り付け時に埃がレンズやカメラのセンサーに付いてしまうリスクを軽減できます。
私の場合、PENTAX K-1 IIとDA560mm F5.6をそのまま入れるには、内径61cm以上の高さが必要になるため、選択肢が非常に限られています。DA560長すぎ
三脚
三脚はあれば便利であることは間違いないです。超望遠レンズを付けたカメラというのは非常に重くなりますので、手持ち撮影だとどうしても手ブレが出てしまいます。
三脚を取り付ければ手ブレを抑えられるのは事実ですが、一方で超望遠レンズを取り付けたカメラをしっかり支えられる三脚というのは、それだけで大きく重くなりがちです。
カメラとレンズで5kgあるのに、それに加えて三脚も3kgぐらいあるってなると、気軽に持っていく木には慣れないですよね。
私も欲しいと思いつつ、なかなか導入を決断することができていません(笑)
一脚
どっちかと言うと三脚より一脚の方が活躍の場が多いかなぁと思ったりしています。
歩き回る時も、雲台を選べばカメラを取り付けたまま移動も可能になりますし、撮りたい時にサッと撮影するのは一脚の方が向いている気がしています。
カメラ・レンズ・一脚という撮影スタイルが、私的な理想の野鳥撮影セットかなぁと考えています。一応、候補の一脚は決めてあるので、早く購入したいなぁと思っています。
野鳥撮影に必要な機材(なくても大丈夫)
カモフラージュテント
ガチ勢向けの道具ですね(笑)
人というのはかなり目立つ存在ですので、森林など自然が多い環境では、野鳥も人慣れしていないため、少し近づいただけですぐに逃げてしまいます。
カモフラージュテントに隠れながら撮影することで、野鳥が逃げるということも防げますし、人前では見られないリラックスした姿の野鳥を撮影することも可能になります。
双眼鏡・スコープ
野鳥撮影に慣れるまでは、意外と野鳥がどこにいるのか見つけられなかったりします。
双眼鏡やスコープがあれば、野鳥がどのあたりにいるか判別しやすいため、野鳥を見つけられる可能性が上がります。
また、純粋にバードウォッチングを楽しむための道具としても使用できますよね。
選ぶ場合はあまり倍率が高く無いものの方が使いやすいです。
その他必要な装備
服
登山やアウトドア向けの、動きやすく丈夫な服装がおすすめです。
また、急な雨などに対応するためにも、少し水を弾くような素材で作られている方が、いざという時に重宝するかと思います。
また、標高の高い山は夏でも意外と気温が低いので、コンパクトに収納できるパーカーなんかも持っていくと安心だと思います。
私は普段ユニクロでアウトドア向けのモノをを購入ましたが、通販で買うなら「アウトドア 服装」とかで検索して出てきたものを適当で買うぐらいで良いかと思います。
勝手が分からないうちはブランド物の高いものを買うのではなく、安めのものを買って使い勝手を確認するのがおすすめです。
靴
靴も服と同じく、アウトドア向けのトレッキングシューズとかを用意した方が便利かと思います。
車・バイク
野鳥撮影はカメラとレンズがあれば最低限楽しめますが、機材を揃えていくとそれなりの荷物になってきます。そもそも、カメラとレンズだけでも結構重いですしね。
そのため、移動手段として車やバイクがあった方が便利ではあると思います。電車で行けない撮影場所もたくさんありますからね。
まとめ
と言うわけで、本日は野鳥撮影で揃えるべき機材についてまとめてみました。
私もまだ揃えている途中なので偉そうなことは言えないのですが、本日まとめた機材が揃えば、野鳥撮影で困ることはなくなるのではないかと思います。
本日の記事を私自身も参考にして(笑)、今後も野鳥撮影を楽しんでいきたいですね。
以上です!