ハッセルブラッドX1D-50cにアダプターをつけてVマウントレンズを使ってみました。
ブログで幾度となく言ってますが、ハッセルブラッド X1D用の純正レンズは高いです。
元々がプロ用のカメラは作ってきたメーカーということで、一般向けのレンズは想定してないのかもしれません(と言いつつ、X1Dシリーズはハイアマも想定していた気はしますが)
まぁ、XCD 3,5/45 一本あれば、大抵のケースは何とかなるのですが、せっかくレンズ交換式のカメラを持っている以上、色々なレンズが使いたくなるのが人情です。
純正のレンズもそのうち手を出したいと思いますが、もう少し手軽に他のレンズが試せればということで、ハッセルブラッドVマウントのレンズをアダプターを介して試してみました。

アダプターはサードパーティからも出ていますが、ハッセルブラッドから純正のものも出ています。
純正アダプターも電子接点がついてるわけではないので、正直何を使っても変わりはないのですが、せっかくなので純正アダプターを購入しました。
サードパーティ製の方がもちろん安いのですが、それでも数万円はするので、じゃあ純正にしとこうかなと。。
中判ミラーレス、それも数が出てないX1D向けのアダプターなので、コスパは正直良くないです。マイナーメーカーのカメラを使う宿命ですかね。。

レンズは「S-Planar C 120mm F5.6」という、ちょっとマイナーなレンズです。
バルサム切れがあるレンズで、撮影条件次第では写りに影響ある可能性があるレンズなのですが、まぁX1Dのイメージサークル的に影響は少ないかなと。

カメラ本体に取り付けるとフロントヘビーになります。
取り回しは悪いですが、基本室内撮影なので個人的には問題なしです。

黒のボディと銀のレンズ。昔はこの組み合わせをあまりカッコいいと思ったことはなかったのですが、今見ると逆にカッコ良く感じます。歳をとった証拠かな
いろいろ撮ってみた
このレンズは物撮りとの相性良さそうかなと思い、試しに色々と撮ってみました。

何気に持ってるフィルムのハッセル。
決してコンディションの良いレンズではないのですが、こうしてみると全く問題ありませんね。
5000万画素のX1D-50cで十分通用する解像感です。

「S-Planar C 120mm F5.6」はあまり寄れるレンズではありません。
が、プロクサー(ハッセルの接写用のフィルターみたいなもの)を取り付けると、まずまず寄れるようになります。
小さな被写体の物撮りも問題なくいけそうです。

家に置いてあった謎の調味料。。

適当なものを撮るだけでも結構楽しいです。
物撮り用として実用的に使えそう

かなり実用的に運用できることがわかりました。
ネットで調べてもあまり情報出てこないので、
唯一課題なのは、X1D-50cでアダプターを使った撮影の場合、シャッターは電子シャッターを使うしかありません。そして電子シャッターを使うと、ストロボ撮影ができなくなってしまいます。
物撮り用途としてこれはちょっと問題あるのですが、まぁLEDライトを使えばなんとかカバーはできます(上記の撮影は全てLEDライトを使用)
うーん、、とはいえ、やっぱりストロボの方が使いやすいですよね。LEDライトのクオリティが上がってるとはいえ、まだまだストロボの方がコスパも良いですし。
というか、どうせハッセルから純正のアダプターが発売するなら、Vマウントのレンズシャッターを使えるようなアダプターとか作れなかったのかなと思ったりします。
PENTAX がKマウント⇨Qマウント用アダプターで同じことしてたはずなので実現は可能なはず(値段は高くなると思うけど)
こうすればハッセルのレンズ資産をよりX1Dで使うアドバンテージが出るので、使用者も今よりは増えると思うのですが・・・
なんとかお願いできませんかぇ?(誰向けだ)