前回に続き機材整理後のカメラ紹介です。
こちらは新たに購入したカメラではなく、私が以前から所有しているものになります。
みんな大好き(?)富士フィルムの「X-Pro2」です。
何気に国内1000台限定の「グラファイトエディション」と、今となっては結構レアなカメラなのではと思っています。
富士フィルムも昔は限定モデル商法やってたんだなぁとしみじみ思ったり。そう言えば最近ないですよね。そんなことしなくても売れてるからなのかな?(小声)

ブラックカラーのX-Pro2も十分かっこいいですが、グラファイトエディションのダークグレーは非常に高級感あり、好みの色です。この色に惚れ込んで衝動買いしてしまったんですよねぇ・・・。
このカメラは私にとっては結構思い入れが深いカメラでして、初めて購入した本格的なレンズ交換式のカメラになります。正確には初めて買ったカメラは「Pentax Q」なのですが、まぁ、なんというかQは「本格的」とは言い難いですよね、センサーサイズ的にも。。。(好きなカメラではあるのですが)
ちなみにPentax Qも限定モデルであるLimited Silverを購入しました(限定モノに弱いのです (^^;) )
このカメラを手にしたことで、カメラ沼にズブズブはまっていくことになるとは当時は思いもしませんでした。その後、ほぼ全てのメーカーのカメラを使っては手放しを繰り返してきました。その過程はとても楽しいモノではありましたが、いつしかスペックを追求するようになってしまい、純粋に写真撮影を楽しめなくなってしまったことも事実です。私が多くのカメラを手放した理由もここにあります(自分語り)
ただ、このカメラだけはどうしても手放すことができませんでした。最近は使う機会はほぼなくなっていたのですが、コンディションには気を遣っていたこともあり、動作には全く問題ありません。
せっかくなので、これからはこの思い出のカメラと共に趣味の撮影を楽しんでいこうと思っています。
そんなX-Pro2、2022年も終わりを迎える11月に、改めてレビューしてみようと思います。
外観

X-Proシリーズは2022年現在、最新機種としてはX-Pro3が発売されていますが、初代から一貫してデザインは大きくは変わっていません。レトロ然とした見た目が非常にかっこいいですよね。

X-Pro3で何故かなくなった物理ボタン。X-Pro2ではもちろん健在です。私的には、物理ボタンは多ければ多いほど良いです。単純に操作性が向上するというのもありますし、なんかボタンがいっぱいついててごちゃごちゃしてる方が好みというのもあります。
X-Pro3はねぇ・・・あの小窓みたいな液晶は見る分には好きですが。見る分には(大事なことなのでry
モニターは固定式なので、ここだけがやや不満。チルトとかバリアングルの快適さを一度知ってしまうと、固定式には戻れませんよね。
かといってX-Pro3のモニターはちょっと違うんですよねぇ(しつこい)

F値、シャッター速度、ISO感度を全て専用の物理ボタンで変えられるのは意外と実用性があります。グリップが浅いので大きなレンズとの相性はあまり良くなく、正直持ちやすいとは言えないのですが、そこはサードパーティ製のグリップ&サムレストを取り付けることで補っています。これがあるとだいぶ快適になります。さすがに超望遠レンズみたいなのを付けるのは厳しいと思いますが。

グラファイトエディションを買うと、レンズとして「XF23mmF2 R WR」も付属しています。こちらも限定カラーで何気にレア。
解放F値を2.0に抑えることにより、だいぶコンパクトに仕上がっているレンズです。35mm換算で35mmという万能な焦点距離のため、とりあえずこれ一本持っておけば幅広いシーンで活躍できるレンズです。本体と併せて防塵防滴仕様なのもポイント高いです。雨の日スナップが捗りますね。

大きいレンズとの相性があまり良くないX-Pro2ですが、XF23mmF2であれば相性もバッチリです。常用レンズとして問題なく使用できます。ライカ風のレンズフードも良い味出していますね。
作例
とりあえず2日ほど試し撮りしてみました。画像は全てフィルムシミュレーションを使ったJPEG撮って出しです。撮って出しで色々遊べるのが富士フィルムの良いところですよね。








見返すとクラシッククロームばっかり使っていることに気がつきました。どんな写真でもそれっぽくなるのでつい・・・。
次は他のフィルムシミュレーションも試してみようかと思います。クラシッククローム禁止縛りとかしながら撮ると楽しいかも。
X-Pro3ではフィルムシミュレーションの数がさらに増えてるんですよね。それは正直羨ましい。でも、あんまりあり過ぎても結局使うものって固定されそうな気もしています。
写真を撮る楽しさを思い出させてくれるカメラ

というわけで、久々に使ったX-Pro2は素晴らしかったです、という話でした。
2022年でも、特に不満など感じることなく撮影できることは分かりました。AFについても意外と検討している印象です。さすがに最近の機種とは比べるべくもなく、エントリー機であるニコンのZ30にも遠く及びませんが、まぁ発売時期に6年近く差があれば、ある意味当たり前の話ではあります。使いこなせば大抵の被写体はいけるんじゃないかと思っています。
それにしてもこのカメラ、使うと大変楽しいです。当時使っていた時より今の方が楽しいかも。
正直、このカメラを使っていた当初はまだF値とシャッター速度、ISO感度の関係なんかも理解できていなかったぐらいなので、このカメラの全てを理解していたとは言えません。ある程度カメラについて知識を得た今だからこそ、よりこのカメラを使いこなせるんじゃないかと思ったりします。
今後、基本はこのX-Pro2をメイン機種としてしばらくやっていくつもりです。もう最新機種とか買い続けるのも、マウントをあれこれ変えるのもちょっと疲れますしね。。。
のんびり撮影を楽しんでいこうかと。
さて、思った以上にX-Pro2を使うのが楽しいので、せっかく買ったNikon Z30の存在意義を奪ってしまいました。一応あっちは動画撮影用途に買ったのですが、そもそもあまり動画も撮らなくなってきたからなぁ。。
まぁバリアングルの便利さは捨て難いので、しばらくは2台体制で運用しようと思っていますが。X-Pro2を撮るためのカメラも必要だしね
取り急ぎ、来年はX-Pro2用のレンズを揃えていくことを目標にしようかなと思います。いまだにX-Pro2で使ったことあるレンズはXF23mm F2とXF23mm F1.4だけなんですよねぇ。どっちも焦点距離同じという。
まずはどのレンズから揃えようかな?