ついに今年の第一目標を達成しました。
PENTAX K-1 IIとsmc PENTAX-DA* 300mm F4 ED[IF]SDMを持って、神奈川県の高麗山公園に野鳥を撮影しに行ってきました。
野鳥を撮ってみたいという想い

何度か記事にも書いていますが、今年は被写体としてこれまで撮ってこなかったものを撮ることを目標にしており、その中でも一番撮りたかったのが野鳥です。もともと家族写真やポートレート写真など、人を撮ることに興味があったのですが、コロナ禍で外出する機会も激減、なかなか写真を撮る機会がありませんでした。
その点、野鳥であればどこにでもいて気軽に挑戦できるし、一人で気軽に撮影を楽しめるし、良いことずくめだなぁと思ったのです。
もちろん、野鳥という野生動物を相手に写真を撮るので、思ったように撮れないこともあるとは思ったのですが、そういう点も含めてチャレンジすることに魅力を感じました。
使った機材

PENTAX K-1 II
カメラはもちろん、おなじみのPENTAX K-1 IIです。連続撮影枚数やAF性能など、野鳥撮影に使うには不安になるスペックもありますが、フルサイズセンサーによる精巧な描写、3640万画素という高画素(今となってはそれほど高画素でもありませんが)は、野鳥撮影でも活きるはずです。
狙うのは飛んでいる鳥ではなく、木に止まっている鳥ですので、連写性能もそれほど重要ではありません。AF性能についても優秀ではないですが、一眼レフのAFはミラーレス機よりは優秀ですので、野鳥撮影として使う必要十分な要素を満たしているはず。
防塵防滴構造で頑丈な作りというのもフィールド撮影には頼もしいですしね。
smc PENTAX-DA* 300mm F4 ED[IF]SDM
レンズはこの前入手したsmc PENTAX-DA* 300mm F4 ED[IF]SDMを使います。DAレンズですがフルサイズのイメージサークルをカバーしている謎レンズです。K-1 IIで使う場合、レンズの焦点距離は300mmとなります(クロップなしの場合)が、正直レンズ単体の焦点距離だと野鳥撮影用に使うには短すぎるレンズです。
ただ、DAレンズということもあり、フルサイズでも使える超望遠レンズとしては非常にコンパクトで軽く、取り回しの良さというメリットがあります。最大撮影倍数がそこそこ大きいというのも、小さな鳥を狙う面では嬉しいポイントですね。
APS-Cクロップを使えばレンズの焦点距離を450mmまで伸ばせますが、その場合画素数が落ちてしまいますし、どうせ後から編集でクロップするということもあり、撮影時のクロップ機能はあまり使わない予定です。
HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4× AW W/C
300mmレンズだけだと心許ないため、テレコンも持っていきます。1.4倍テレコンを使うことで焦点距離を420mm、APS-Cクロップを使うことで630mmまで伸ばすことができます。
600mmを越えればそれなりに野鳥撮影にも使えるはずだということで、機動力重視のフットワークが軽い構成になっています。
ちなみにこちらのテレコンと300mmレンズの組み合わせ、APS-Cクロップを使わないで使用すると四隅がケラレてしまいます。元はDAレンズですので、その点は仕方ないですね。ただ上述した通り、どうせ後から編集でクロップしますので、基本的に撮影時はAPS-Cクロップは使わず、フルサイズのまま使用することにしました。ケラレもそれほど酷くないですし、その方が構図上のメリットが大きいですからね。
場所
野鳥というのは、住宅街でも色々な種類を見かけますので、その気になれば家の近所の公園なんかでも十分撮影できると思います。ただ、せっかくの撮影機会、どうせなら普段行かないところへ出かけて撮影を楽しみたい。
ということで、色々情報を調べて、神奈川県平塚市の高麗山公園に撮影に行くことに。ハイキングや登山なども楽しめる自然いっぱいの場所のようなので、色々と楽しめるかなぁと。
当日は朝4:30に起きて、現地に着いたのは朝5:30頃、色々準備している間には6:00を回って、あたりもだいぶ明るくなってきました。

駐車場はこんな感じ。
うーん薄暗い(笑)
さすがにこの時間は誰もおらず、ほぼ貸切状態でした。

場所によってはブランコがあったりと、普通の公園みたいですね。結構山の方にあるのですが、子どもを遊ばせに連れてきたりもするのでしょうか。
作例
所感
いやぁ、楽しかった(率直)
野鳥撮影、ハマってしまいそうです。
久しぶりに本格的な撮影をしたからというのもあるのですが、人を気にせず気兼ねなく撮影に熱中するというのは気分が高揚しました。
正直撮れた写真はどれも微妙で、ピントも甘く、あまり良い写真は撮れなかったのですが、自分で撮ったというだけで愛着が湧いてくるから不思議です。
ただ、課題も見つけました。やはり、K-1 IIと300mmレンズは、1.4倍テレコンを使ったとしても、本格的な野鳥撮影には向かないなと思いました。特に今回はAPS-Cクロップをあまり使わずに撮影したというのもあり、焦点距離が短くて鳥を大きく写せませんでした。
後から無理矢理クロップしても、解像度が甘く、満足のいく写真は撮れませんでしたしね。APS-C相当のクロップをすると画素数は1500万ほどになってしまいますので、解像度という点では心許ない数字です。
まぁ機動力という面でのメリットは未だに大きいので、今後も活躍の機会は多いと思いますが、ガチ撮りしたい時にはちょっと役者不足かなぁと。野鳥撮影は今後も続けていきたいですし。。。
というわけで、早くもレンズ構成は検討中な感じです。中途半端なものに手を出しても、どうせ後から良いものが欲しくなってしまうので、初めから一級品を狙う方が後悔しないはず。
となると、PENAXで買うならあのレンズしかありません。
詳細は次の記事にて。。。