PENTAX K-1 Mark IIのカスタマイズ設定を公開してみる

一眼レフカメラは、使い方をユーザーの好みに合わせてカスタマイズすることが出来る場合があります。特に上級機の場合、カスタマイズ出来る項目も多く、自分がよく使う機能を登録して一発で呼び出したりするなどの使い方が出来るようになります。

PENTAX K-1 IIでもカスタマイズ出来る項目はいくつか存在しています。正直、CanonやNikon上級機のように何でもカスタマイズ出来るわけではありませんが、それでもいくつかの項目を自分好みに設定出来るのは結構便利です。

本日は、私がPENTAX K-1 IIでカスタマイズしている項目をご紹介したいと思います。

目次

カスタマイズ内容

写真設定①

ファインダービュー、ライブビューでのAF設定や、AF補助光、測光方式などを設定することが可能です。

位相差AF

AF-SかAF-Cか、シングルAFかゾーンAFかを設定する項目です。これは被写体によって頻繁に切り替える項目ですので、ショートカットを登録してそこから適宜必要なモードを選択しています。ちなみに、最近は動き回る娘を撮る機会が多いため、AF-Cを使う機会が多いです。

コントラストAF

ライブビューでAFを使う時の設定項目です。顔追従なども使うことが出来ますが、ほとんど使ったことはありません。MFレンズのピントがどこに合っているかを確かめるためのフォーカスアシスト機能もあります。非常に便利なのですが、ピントの合う位置を白色でマーキングするため、若干見えづらいです。Nikonとかだと赤色にしてくれるので見えやすいんですけどね。。。出来ればピントの合う位置のマーキング色は自分で設定出来るとなお便利だなと思います。

位相差AF補助光

AFを合わせる時の補助光を使うか使わないか設定できます。PENTAX K-1 Mark IIのAF補助光は緑色なのですが、まぁまぁ眩しい光ですので、人を撮影する時なんかはOFFにした方が良いかもしれません。私はいちいち設定するのが面倒なのでONにしています。

測光方式

カメラの測光を選択できます。この機能、だいたいのカメラで付いていますが、デフォルト設定から切り替えたことがありません。それで困っていないですし...。多分、最適な測光を選べばもっとクオリティ高い写真が撮れるようになるんですかね。いずれ使いこなしたい機能です。

感度AFTO設定

ISOをオートに設定している時の上限と下限の設定、ISOをどのように上げて行くか(なるべく低感度を使うのか、すぐに感度を上げたいのかなど)を設定できます。私はISOオートはあまり使いませんが、一応上限は6400、下限100、なるべく低感度を使うという設定にしています。

フラッシュモード

フラッシュを強制発光にするか、発光禁止にするかを選べます。PENTAX K-1 Mark IIにフラッシュはついていませんので、ストロボをつけた時の動作ですね。必要に応じて設定すれば良いと思いますが、カメラにフラッシュがついているわけではないので、発光禁止を使う場面は少ない気がします...。

プログラムライン

露出をカメラで決める場合、どのように露出するかを設定することができます。基本オートでも良い気がしますが、私はD FAレンズを中心に使っていますので、D FAレンズの性能が最も良くなる絞りを優先して使う「MTF優先」にしています。

写真設定②

LV電子シャッター

電子シャッターを使うかどうか設定します。静かな場所でシャッターを切りたい場合、ONにすればシャッター音を抑えることができます。ただ、完全な無音になるわけではありません。私は今のところ使用したことはありませんが、博物館など周りの迷惑になりそうな場面では使う機会もあるかもしれません(博物館にこのカメラ持って行くか?という疑問もありますが)。

カードスロット設定

K-1 IIはダブルスロットですので、SDカードを2枚挿入することができます。それぞれにSDカードに何を保存するかを設定することができます。私はRAWとJPEGを分けて保存する設定にしていますが、撮って出しのJPEGを使う機会があまりないので、半分保険みたいなものです。

クロップ

クロップでの撮影を設定することができます。今のところ使ったことはありませんが、APS-Cクロップなど、DFレンズを使いたい時などに使うことになるでしょう。

記録設定

撮影した写真の記録形式をRAWにするかJPEGにするか、RAWならDNG形式かPEF形式か、JPEGなら画質をどうするか、色空間をどうするかなど、撮影したファイルに関する項目を設定します。私は一応RAWとJPEGどちらも記録する設定にしており、RAWはDNG形式、JPEG画質は最も良い設定にしています。色設定はデフォルトのsRGBから変えていません。

D-Range設定

ハイライト、シャドーの補正をどうするか設定します。デフォルトではオートになっていますが、補正をONにするかOFFにするかを選ぶことができます。私はオートのまま変えていません。

ノイズリダクション

ノイズを低減する処理をどうするか設定します。長時間シャッター時のNRと好感度時のNRをそれぞれONにするかOFFにするか選ぶことができます。これもデフォルトではオートになっていますので、私はデフォルトのまま使っています。

写真設定③

明瞭コントロール

被写体の表面の滑らかさをどうするか調整出来る項目です。金属の光沢感や、空や水しぶきの透明感を表現したい場合有効な調整項目のようです。0〜4まで調整可能です。私はどうせRAWで後から編集してしまいますので、こちらは0にしています。

肌色補正

同じく、人物の肌色を綺麗に見せるための編集項目です。タイプ1、タイプ2、OFFの中から選ぶことが出来ます。こちらも、後からRAWで編集するためOFFにしてあります。

デジタルフィルター

写真の印象を手軽に変えることが出来るフィルターを設定します。トイカメラっぽい印象にしたり、特定の色だけを抽出する写真などを気軽に撮影出来ます。面白そうな項目だとは思うのですが、こちらもあまり使ったことがありません...。頻繁に使う場合、ショートカットボタンに登録して呼び出す設定にしても良いかもしれませんね。

HDR撮影

HDR撮影についての設定項目です。HDRを撮影するか、する場合EVの振り幅をどうするか、設定できます。こちらもHDRを多用する場合、ショートカットから呼び出す設定にしておくと良いかもしれません。私はHDR撮影はあまりしないため、基本はOFFにしたままです。

Real Resolution

Real Resolutionを使いたい場合、ここから設定します。風景などを撮る場合活躍するReal Resolution、K-1 IIからは手持ちでも使用出来るようになったため、気軽に試せますよね。とはいえ、私自身はそこまでReal Resolution凄いと思ったことはないので、基本使わず...。もったいないかな?また今度使ってみます。

アストロトレーサー

アストロトレーサーを使いたい場合、ここから設定します。PENTAXカメラの大きな特徴となっているアストロトレーサー、気軽に星撮りが試せるのは便利ですよね。私もこの機能、早く試してみたいとウズウズしていますので、次の長期休暇ではK-1 IIで星撮りを試してみようと思います。

写真設定④

ローパスセレクター

基本的に、カメラはローパスフィルターがあるカメラと、ローパスフィルターがないカメラに分けられます。一般的に、ローパスフィルターはない方が画質面では有利とされていますが、撮影条件によってはモアレや偽色が発生してしまいます。最近のカメラはローパスフィルターなしのものが多いですが、ローパスフィルターの有無は、メリットデメリットそれぞれあるわけです。PENTAX K-1 Mark IIの場合、これを斬新な方法で解決していて、基本ローパスセレクターと言う、ローパスフィルターを必要な場合のみONにすることが出来る機能が搭載されています。これは結構革新的な機能だと思うのですが、他のメーカーでは見たことがありません。基本的に画質を優先してローパスセレクターはOFFにしておいて良いと思います。

Shake Reduction

手振れ補正を設定する項目です。基本、ONにしておいて問題ないですが、三脚などにカメラを固定して撮影する場合、OFFにしておかないとカメラが変にブレを探そうとして、逆に変な写真に仕上がってしまうため注意が必要です。

自動水平補正

写真の傾きを自動で修正してくれます。私は傾きの補正など、すべてLrでやってしまいますので、基本OFFにしたままです。

構図微調整

何だろう、この項目(説明書読め)。読んで字のごとく、構図を自動で調整してくれるのでしょうかね?多分OFFで問題ありません(笑)

レンズ補正

広角レンズの歪み補正など、レンズの補正をどうするか設定します。もちろんONで良いと思いますが、私はこの時、SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalをカメラに取り付けていたため、この項目がグレーアウトしていますね。当たり前ですが、レンズ補正をしてくれるのは純正レンズだけだと思いますので、注意が必要です。

焦点距離入力

MFレンズなど、手動でレンズの焦点距離を設定することができます。PENTAXでこれまで作られてきたレンズの焦点距離しか選ぶことができないため、SAMYANG 14mm F2.8 IF ED UMC Asphericalを取り付けていても「14mm」は選べません。純正レンズの場合、自動で焦点距離も設定されるため入力不要です。

カメラ設定⑤

ファインダー内表示

グリッド表示、電子水準器、AFフレーム、スポット測光フレーム、測距点を表示するかどうかを設定します。グリッドや電子水準器はない方が好きと言う方も多いかもしれませんが、私はカメラを始めた頃からずっと表示させているので、惰性で表示させ続けています。なくても困らないんですけどね。

ライブビュー表示

ファインダー内表示と同じく、グリッド表示などをライブビュー時にどうするかを設定します。ファインダー内と違い、ヒストグラム表示や白とび警告などを表示させることも出来るようです。私はライブビューを使用するシーンが非常に限られているため、拘った設定は不要かなと思い、デフォルトのまま使用しています。

クイックビュー表示

撮影した写真をモニターに表示させる時間などを設定する項目です。どうせ撮影時は大まかな構図や露出ぐらいしかチェックしないため、デフォルト設定のままにしています。

その他の表示

モニター画面に関する表示項目です。ガイドを表示するか、縦横の画面回転を有効にするか、配色をどうするかなどを設定できます。私はデフォルトのまま、、、だと思っていましたが、配色のみ好みのものに変更しました。この辺はお好みで良いかと。

ボタンカスタマイズ

Fx1ボタン、Fx2ボタンで呼び出すショートカット機能をどうするか、AFボタンをどうするかなど、ボタン関連の設定を変更することができます。ここはまぁまぁ拘って変更していまして、Fx1ボタン、Fx2ボタンはデフォルトのままですが、AFボタンはいわゆる親指AF方式に変更しています。また、プレビューレバーではデジタルプレビューという機能に設定してあり、写真を撮ることなく露出のチェックなどをすることが出来ます。

また、電子ダイアルはフロントダイアルとバックダイアルで変更出来る項目を、Nikon Z7を使っていた時と同じになるように変更しています。

モードメモリ

ISOや露出補正などをメモリに記憶しておくかどうか設定できます。基本的にISO感度や露出は、電源を切っても設定情報は保持しておいて欲しい派ですので、デフォルトのままにしています。

USERモード登録

PENTAX K-1 IIでは5個のUSERモードを設定可能です。まだUSERモードに登録するほど頻繁に使っている設定はないため、何も登録していません。登録するなら、スローシャッターを使うモード、星撮りモード、オールドレンズ使用モードなどがパッと思い浮かびました。他にはマクロ撮影モードや子ども撮りモードとかですかね?実用性など含めて、ゆっくり決めたいと思います。

ビデオ設定

K-1 IIでビデオを撮影するつもりは基本的にないため、全てデフォルト設定のままです。

再生、カメラ設定

ここもデフォルトのままです。

カスタマイズ項目

より細かいカスタマイズ項目についてです。

まず、1 露出設定ステップはデフォルトでは「1/2 EVステップ」に設定されていたものを「1/3 EVステップに」に変更しています。こうすることで、より細かくISO感度を変更出来るようになりました。

続いて20 測距点移動ボタンの動作を「測距点移動ボタンを押してから十字キーを押す(Type2)」動作に変更しています。残念ながらK-1 IIにはフォーカスレバーがないため、撮影中に素早くフォーカスポイントを変更したい場合、こうした方が便利です。十字キーに登録しているホワイトバランスやドライブモードなどは、撮影中に頻繁に変更するものではないですからね。

最後に26 絞りリングの使用を「禁止」から「許可」へ変更しています。K-1 IIだけに限りませんが、PENTAXの一眼レフでオールドレンズをはじめとしたMFレンズを使いたい場合、この設定を「許可」に変えておいた方が便利です。使いたいMFレンズの絞りに「A」がある場合、ここは「禁止」のままでも問題ありませんが、仮に「A」がない場合や、絞りを自分で決めたい場合、ここを「許可」にしないとシャッターが切れなくなります。

私のようにMFレンズも多用している場合、ここは「許可」にしておくと捗ります。

自分の撮影スタイルに合わせてカスタマイズすることで、貴方のカメラはより手に馴染む相棒になる

と言うわけで、今回は私がPENTAX K-1 Mark IIで使っているカスタム設定を公開してみました。ただのカメラオタクのカスタム例を見させられても困るかもしれませんが、こんな感じで色々と設定できますよ、と言う参考になればと。

カメラで何を撮るかは人それぞれです。なので、カメラに求めることも、よく使う機能や全然使わない機能も人それぞれのはずです。カメラをカスタム出来る利点は、各々が自分が使いやすいようにカメラを最適化できるということでしょう。自分で考えて設定した事実は、相棒に対する愛着をより深めてくれるはずです。

ぜひ、皆さんもカメラはデフォルトで使うだけではなく、自分が使いやすいようにカスタマイズをしてみてください。新たな発見があるかもしれませんよ。


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