良いレンズは高い、当然のことですよね。
PNETAXの次世代向けスターレンズとして登場している D FA* レンズ は写りについては文句ありませんが、その分価格もお高めです。
一方で、スターレンズ意外にも、PENTAX Kマウントレンズの中には、価格が比較的安くて写りも良いレンズというのも沢山あるんです。
今回は、そんな中から 新品でも10万円以下で入手できるおすすめレンズ について紹介したいと思います。
迷ったらこれを買え!PENTAX Kマウントの神レンズ3選
smc PENTAX-DA 40mmF2.8 XS

個人的 最推しのレンズ です。
通称"ビスケットレンズ"と呼ばれるほど薄いレンズですが、4群5枚から構成されるレンズは写りも本格的で素晴らしいです。
このレンズ、"DA"と名前についている通り、もともとはAPS-C向けのレンズで、35mm換算60mmの中望遠レンズなのですが、フルサイズのイメージサークルをカバーしているため、K-1 IIに取り付けると40mm F2.8のレンズとして使えてしまいます。
お値段も新品で1万円前後で入手可能ですので、他のどのPENTAX Kマウントレンズよりも安く買えてしまいます。
APS-Cカメラでもフルサイズカメラでも使える万能レンズで弱点がありません。画角も40mm(APS-Cで60mm相当)と、標準域のレンズなので使いやすく、初めの一本として非常にお勧めです。

smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited

PENTAXと言えば Limitedレンズ を外すわけにはいきません。この『smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited』は、Limitedレンズとしては最も安価に入手できるレンズです。
画角は43mmとやや珍しいですが、40mm-50mm付近の標準画角はクセがないため非常に使いやすいです。もちろん、APS-Cレンズとしても使用可能なため、使うカメラを選びません。
写り・サイズ・価格のバランスが非常に良く、普段使いのレンズとして問題なく使用可能です。
HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

PENTAX K-1の誕生と共に生まれたレンズ ですね。
スペックや価格は俗に言うキットレンズ的な立ち位置なのですが、写りの良さは他社の同クラスレンズと比べても一回り上です。
広角側が28mmスタートと欲張っていないからなのか、解像力やボケ味の面で非常に安定感のある描写をしてくれています。
旅行に持っていくのに向いているレンズ ですね。
10万円以下のKマウントズームレンズ
HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR

Limitedシリーズで初となるAPS-C向けズームレンズ です。35mm換算で約30mm〜60mmの画角をカバーしています。
一般的な標準ズームよりズームレンジは狭いですが、その描写力で並のズームレンズとは一線を画しています。軽量コンパクトで写りも良く、簡易防滴のため使うシーンを選びません。
個人的にPENTAX K-3 Mark IIIとの組み合わせで使ってみたいレンズです。
HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE

APS-C向けの超望遠レンズです。
300mmまでのズームレンジを持つレンズとしては非常にコンパクトなため、超望遠レンズですが取り回しは非常に良いです。価格も新品で5万円前後のため入手もしやすく、F値は若干暗めであるものの、解像力は素晴らしく解放からバンバン使っていけます。
何気に 1.4倍テレコンを取り付け可能 なため、野鳥撮影用のレンズとしても活用できます。
10万円以下のKマウント広角単焦点レンズ
smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited

ペンタキシアンの中では(外でも?)神レンズとして名高いレンズ です。
銘玉揃いのFAリミテッドシリーズは『Limited3姉妹』と呼ばれたりもしますが、これはその中でも最も人気のあるレンズですね。
Limitedシリーズは光学性能の追求だけではなく、写りの味についても拘った設計 となっていますが、このレンズはその中でも特にその傾向が強いです。
その写りはシャープで高コントラスト、解像力も申し分なく、このレンズで撮ったと言うのがすぐわかるような写りです。画角も31mmとGR IIIの画角(換算28mm)に近く、幅広いシーンで活用できます。
お値段はLimitedシリーズとしては若干高めですが、それでも10万円以下で入手可能なコスパの良さです。
手に入れて損をすることはない でしょう。
HD PENTAX-FA35mmF2

ひっそりと発売された FA35mm F2のHDコーティング対応版 ですね。HDコーティングは、PENTAXの比較的新しめのレンズで使われているコーティング技術のことです。
一般的にマルチコーティングは、真空蒸着によってレンズ表面に薄膜を形成しています。しかし、コーティング膜の密度を高めるのが難しく、膜厚と屈折率のバラツキが生じるという、製法上の課題がありました。これを独自の特殊製法で解決したのがHDコーティングです。高密度の膜を、ナノメートルのオーダーで高精度に形成。設計上の膜厚を精確に実現することで、可視光全域にわたり反射率を大幅に低減しました(従来比50%以下)。ゴーストやフレアの抑制に効果的。また、膜の硬度がきわめて高いため、耐久性にも優れています。
公式サイトより引用
どうしても31mm F1.8 Limitedの影に隠れがちですが、定番の35mmと言う画角は非常に使いやすく、使うシーンを選びません。
HDコーティングにより描写もsmc版より進化しており、安定感のある写りをしてくれます。
smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited

APS-Cで広角気味のレンズが欲しい場合、候補となってきます。
35mm換算で31.5mmと、FA31mm F1.8 Limitedに近い運用ができます。
しかもお値段はこちらの方がずっと安く、手を出しやすいです。
10万円以下のKマウント標準単焦点レンズ
smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL

PENTAX Kマウント版撒き餌レンズですね。35mm換算50mmの標準レンズ となります。
F値は2.4と若干抑え気味ですが、その分無理のない光学設計となっており、周辺減光なども少なく解放から使っていける レンズです。
プラスチック筐体のため耐久性がやや気になるところで高級感もありませんが、その分レンズ本体は軽量コンパクトに仕上がっており、取り回しの良さは随一です。
極めてコストパフォーマンスが高い一本と言えます。
smc PENTAX-DA 50mmF1.8

35mm換算75mm相当の中望遠レンズです。
F値1.8の明るいレンズですので、背景をボカした写真を撮りやすい です。ポートレートなど自分物撮影を気軽に初めてみたい時などに最適な一本でしょう。
このレンズの大きな特徴は、DAレンズにも関わらずフルサイズのイメージサークルをカバーしていると言うことです。つまり、PENTAX K-1 IIで使えば50mm F1.8の標準レンズとしても使用可能です。
フルサイズ向け標準単焦点レンズとしては他に、
がありますが、
・smc PENTAX-FA 50mm F1.4は光学設計やデザインがやや古っぽい
・HD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWは大きく重い・値段が高い
というネガティブポイントがあり、意外と選択肢としてはアリ ではないでしょうか。
10万円以下のKマウント望遠(中望遠)単焦点レンズ
smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

お馴染みFA Limitedシリーズの中望遠レンズです。
Kマウントのフルサイズ向け中望遠レンズとしては、このレンズを除くと他には『HD PENTAX-D FA* 85mmF1.4ED SDM AW』ぐらいしか選択肢がないため、予算的な意味でも非常におすすめできるレンズです。
Limitedシリーズだけあり、レンズの価格・重量・描写のバランスが非常に良く取れています。
近年、高性能なレンズはどんどん大きく重くなっていく傾向がありますので、これだけコンパクトで良く写るレンズというのは貴重な存在です。
smc PENTAX-DA★ 200mm F2.8ED [IF] SDM

APS-C向け望遠単焦点レンズで、性能を極限まで高めたレンズである★(スター)レンズのうちの一本です。スターレンズというだけあり、非常に高い描写能力を持っており一度使ったら病みつきです。
APS-C向けレンズというだけあり、レンズ本体も比較的軽量コンパクトで、取り回しが非常に良いレンズです。屋外でもフットワーク軽く使っていけます。
また、このレンズも フルサイズのイメージサークルをカバーしている ため、フルサイズ一眼でも使用可能なお得なレンズとなっています。
まとめ

本日は10万円以下で買える、PENTAX Kマウントのコスパ抜群神レンズ をご紹介しました。
初めてカメラを始める時、レンズについてはなるべく安く手に入れたいですよね
。今回紹介したレンズについては、どれも安くて良く写るという観点で、性能面も妥協せずに選んでみました。
PENTAX Kマウントレンズの初めの一本を決める時にぜひ参考にしていただければと思います。