PENTAXユーザーのネブラ星雲(@nebra_nebula)です。
PENTAXのAPS-C向けビスケットレンズ、smc PENTAX-DA40mmF2.8 XSを購入しました。
はい、カメラキャップと見間違いそうになるほど薄いレンズです。
もともとは、世界的なインダストリアルデザイナーである"マーク・ニューソン"氏がデザインしたレンズで、同じく氏がデザインしたPENTAX K-01向けのレンズです。
一見するとおもちゃのように薄いですが、レンズ構成は4群5枚と立派です。
そしてこのレンズ、"DA"と名前についている通り、もともとはAPS-C向けのレンズで、35mm換算60mmの中望遠レンズなのですが、ひっそりとフルサイズのイメージサークルをカバーしているため、K-1 IIに取り付けると40mm F2.8のレンズとしてケラれることなく撮れてしまいます。
しかも新品でもお値段は1万円程度と大変お求めやすい値段です。
購入したからにはレビューしないわけにはいきません。
まだそれほど使用していませんが、ファーストインプレッションを載せようと思います。
ファーストインプレッション
外箱
いつものPENTAXの箱ですね。見慣れているので特に感想もないのですが、レンズが薄くてコンパクトなので、外箱も非常に小さく軽いです。「Qマウントレンズかな?」と勘違いしてしまいそうになりました(笑)
レンズ外観
レンズはこんな感じです。フィルター径はたったの27mmしかなく、レンズそのものも本当に薄いです。さすがビスケットレンズ。
"DA 40mm F2.8"と聞くと、ついついHD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limitedを思い浮かべてしまいますが、おそらく光学設計はほとんど同じのはずです。そう言う意味では、値段はXS版の方が安いため、コスパは良さそうです。個人的に外観はLimited版の方が好きですが。
まぁ、XS版もLimited版も、元を辿ればフィルムカメラ時代の40mm F2.8と同じ光学設計の系譜のはずなので、フルサイズのイメージサークルをカバーしているのもある意味納得です。
カメラに取り付けてみた
カメラに取り付けてみました。もうほとんどレンズキャップですね。ここまで薄いとレンズを取り付けている感じは皆無です。
当然、これだけ薄いのでクイックシフトフォーカスには非対応です。まぁ、このレンズでQFSを使うシーンは思い浮かばないのですが、あるに越したことはないでしょうし、普段使い慣れている人からすると残念な点かもしれません。
ただ、これだけレンズがコンパクトだと、K-1 IIの利点である「フルサイズ一眼レフカメラとしては比較的軽量コンパクト」な点が生きてきます。K-1 IIにD FA* 50mm F1.4が付いていると散歩に持ち歩く気力は失われますが、DA 40mm F2.8 XSであれば、ギリ頑張れるかな、という気になります。
お散歩カメラですらK-1 IIに任せたい、と言うケースの場合、心強い存在になりそうです。
作例
K-1 II用スナップレンズとして有力な候補
安さに惹かれて購入しましたが、想像の遥か上をいく使いやすさでした。DAレンズだとか全然関係なく、余裕で常用可能なレンズです。
開放でも四辺のケラレは全くなく、ほとんどのシーンで違和感なく撮れるかなと感じました。また、F8まで絞れば全域でシャープに撮影も可能です。
スナップ用途から風景用、部屋撮りまで、かなり色々なシーンで活躍できるレンズかと思います。
最大のライバルとなるのは、smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limitedですかね。さすがに、フルサイズ向けに設計されているLimitedレンズでは、絵作りと言う面では少々分が悪いかなと。ただ、軽さはこちらが上ですので、持ち運びやすさなどを優先する場合、こちらのレンズを選ぶと言うのもありかと思います。
いずれにしろ、コスパと言う面では非常に優れているレンズですので、購入しても後悔することはないかと思います。
私もここ最近、お散歩カメラはついついGR IIIやPENTAX Q-S1ばかり使ってしまっていたので、しばらくはK-1 II + DA 40mm F2.8 XSの組み合わせで撮ってみようかと思います。
本日は以上です!