珍しく東京の方まで出かける用事があったのでついでにPENTAX K-1 Mark IIとGR IIIを持って街中をスナップしてきました。
本当は観光地まで移動しても良かったのですが、慣れない東京で移動するのも面倒ですし、何より時間がもったいない。
サクッと心を切り替えて、散歩がてら住宅街のスナップで我慢することにしました。
PENTAX K-1 Mark IIで街中スナップ
本日のカメラはもちろん、PENTAX K-1 Mark IIとHD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWの定番ペア。
1週間ほど使ってきて、このカメラとレンズの描写をとても気にっていますので、スナップ写真でも何の不安も感じません。
カメラとレンズのセットで重さは2kgほどですが、ストラップをかければ特に重さが気になると言うこともありませんでした。
GR IIIはサブ機として持っていきました。HD PENTAX-D FA* 50mm F1.4 SDM AWだけでは若干画角が狭いので、GR IIIの28mmの画角はいざと言う時頼りになるはずです。
本日スナップ1枚目は、その辺に駐輪してあった自転車でした。
私は、スナップ写真の被写体を探すのがかなり下手くそで、どんなものを撮れば良いのか分からなくなってしまうので、だいたい同じものばかり撮影してしまいます。
自転車はその中の一枚なのですが、不思議と自転車というのはいつ撮ってもその時その時で表情が違うので、毎回撮っていても飽きない存在です。
本日の自転車はカゴに入った空き缶が良いアクセントになってくれています。
撮影した場所は本当にただの住宅街です。
こう言う場所で、大きなカメラを持ってうろつくおじさんと言うのは結構な不審者だと思いますので、撮影する被写体は慎重に選んでいます。
基本的に、私はスナップ写真では人を撮ったりはしません。
肖像権と表現の自由、どちらが優先されるのかと言う議論がありますが、私の場合基本的に知らない人を撮っても楽しいと思いませんし、トラブルに巻き込まれても困りますしね。
そんな時、街中でかなり使えるのがこう言ったカーブミラーです。
どのように撮っても何だかそれっぽくなりますし、角度を変えれば写真の印象もずいぶんと変わりますので、一つの被写体で色々と楽しめるお得物件です。
この日は若干曇りがかった昼間でしたので、ミラーの中にそれほど綺麗な反射物は写らなかったのですが、夕焼けや夜景などを入れて撮影しても面白いなと思いました。今度試してみねば。
上が高速道路になっている場所です。
少し暗めの環境でしたが、そこは50mm F1.4の強み。ISO感度は100のまま、余裕で撮影が出来ました。
F1.l4にすると被写界深度が浅くなるので、ピンボケが怖いですが、特にピントを外すことなく撮れていました。静態撮影であれば、AF精度も問題なさそうですね。
何の変哲もない住宅街に、謎のお店があったので、これまたスナップ撮影で定番のショーウィンドウと反射を被写体として撮影してみました。
普段、あまり都会などでスナップ撮影をすることが少ないので、何気にこう言う写真を撮ったのは初めてでした。
もう少しF値は上げて周囲をボカした方が雰囲気が出たかもしれませんね。角度も少し調整するなど、色々なパターンを撮って練習が必要だと感じました。
写真を撮っている時、つい一枚だけ撮影して満足してしまうのですが、撮影条件を変えて、色々と撮影した方が練習になるのかなぁと思っています。写真撮ってる時はついつい忘れてしまうのですが。
またまたカーブミラー。
50mmのレンズだと、高いところについているカーブミラーだと若干物足りなさを感じますね。
スナップに適しているかは分かりませんが、70-200mmの望遠レンズとかがあれば、結構活躍してくれそうだなと感じています。購入フラグかな?
せっかくなので、絞り開放でも撮ってみました。
さすがデジタル時代のスターレンズ、絞り開放で撮っても描写に汚さは全く見られません。
現代のレンズは絞り開放から素晴らしい描写をしてくれる優等生ですので、絞り開放も積極的に使っていけます。
個人的に、絞り開放はピンボケしやすい印象があったので、結構苦手意識を持っていたのですが、PENTAXを使い始めてから、絞り開放に対する苦手意識は徐々に感じなくなってきました。
私とPENTAXとの相性は結構良いようです。
GR IIIでスローシャッターモードを試す
さて、せっかくGR IIIも持ってきているので、何か撮らねばもったいない。
とは言え、ついついK-1 IIでばかり撮影してしまったので、あまりGR IIIの出番はありませんでした。
この日は、GR Officialで紹介されていたスローシャッターのカスタマイズを試してみたいと以前からずっと思っていたので、やってみることに。
あらかじめU1にスローシャッターのモードを登録しておき、いざ撮影。
シャッター速度は1/6ですが、GR IIIに搭載されている手振れ補正の力なのか、撮影ブレは全くありません。凄いぞGR III。
速度が結構出ている車を被写体に試してみましたので、シャッターを切るタイミングを掴むのが難しかったです。何枚か試して、成功してると感じた写真は3枚だけでした。
今回は車を相手にしか試せませんでしたが、今度は人や自転車、電車などを被写体にしてみたいと思いました。
まだまだ練習が必要ですが、少し違った写真を簡単に撮影出来るので、今後も使っていきたいと思います。
まとめ
初めはすぐに飽きてしまうかと思ってしまった街中スナップですが、いざ初めて見るとあっという間の2時間でした。
過去にも他のカメラでスナップをしていたことはあるのですが、ここまで撮影が楽しいと感じたことはありませんでした。
そう感じさせるだけの魅力が、K-1 IIとGR IIIにはあるようです。
撮る時も楽しく、撮った後の現像も楽しい。本当に手に馴染む良い相棒を見つけられたのかと感じられた1日でした。